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高校生時代、僕は運命の出会いをした。
彼とは部活が同じで人見知りだった僕に何度も話しかけてきてくれてすぐに仲良くなった。
…好きになるのも当然だった。
好きになって欲しいなんて思わなかった。
愛して欲しいなんて烏滸がましいこと思わなかった。
だけど、どうか僕の気持ちに気づいて欲しい…なんて相対する想いを持っていたのも事実で。
彼は1つ歳上で僕より一年早く卒業する。
そんな彼の卒業式、奇跡が起こった。
「気持ち悪いかもしれない…だけど俺!お前のこと好きなんだ!!…付き合ってくれないか?」
きっとこれは一生に一度あるかないかぐらいの幸運を掴み取った瞬間だった。
それからの日々は比喩だと思われるかもしれないが本当に薔薇色で。
全てが輝いて見えたんだ。
本当に…幸せ“だった”。
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