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蒼太に隠れて何度も何度も合コンに行った。
その度にあいつには嘘ついて。
「今日も一緒に夜ご飯食べられないのか〜…そっか…」
「…ごめんな」
「ううん!先輩も忙しいもんね!!大丈夫だよ?えへへ…」
勿論、罪悪感はあった。
悲しい笑顔をするあいつを真正面から見れなかった。
でも、それよりも、この頃の俺は合コンの楽しみが勝っていたのだ。
_
まだ20歳は超えてなかったけどノリでお酒も飲んだし煙草もやった。
1度クスリにも誘われたがそれは流石にやばいと思ってやめた。
「ねえねえ、翔太くんって彼女いるの〜??」
「え〜??w」
いるっちゃいるけど…“彼女”じゃねえしな…。
『いないよ』
_口から出た何度目かの嘘。
きっともう…
戻れない。_
「え〜?絶対いると思ってたのにぃ〜w」
「思ったよりモテないんだよ?俺w」
「そぅなんだぁ〜…じゃあ、わたしぃ翔太くんのこと狙ってもい?」
「え!むしろ嬉しいんだけどw狙って狙ってwww」
「やったぁ〜!えへへ」
_この後はもう…分かるだろ?
俺は合コンで出会った女と一線を超えた。
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