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ハラスメントバー 第9話
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キーワード 嘘発見機
第9話
柳瀬に膀胱を押され勢いよく出だした物が封印された部分に突き当り優の包皮が風船のように大きく膨らみだした。
「あぁぁ~」
優の端正な顔が歪み、悲壮な第一声と共に封印された部分に突きあったた物が膀胱からの新たな放出を食い止めた。
膀胱と尿道の間で押し合いになり、その痛みに耐えかね大きな声で叫びだした。
「痛い~嫌~嫌!!」
押し合いだけではなく同時に大量の二酸化炭素が発生しだし2時間程前に柳瀬に開けられた注射針の穴から外に噴出を始める。
それで注射針の穴が少し大きくなった。
「ヒィィッ!!」
その悲痛な声を聴いたシリウスは両目から三毛猫模様の猫手袋を恐る恐る少し下にずらした。
その視線の中に二酸化炭素に海綿体が、お腹の中に叩き込まれ元々短い物を奴隷の規則に反し優が両手で庇うために抑え込む直前の物が一瞬入り込んだ。
その長さは1.5cm位と驚異的に短くなっていた。
柳瀬に封印された少年の中では短小ギネス記録となりハラスメントバーの店内にその写真が飾られると後日、柳瀬に聞かされた優の顔は真っ赤になった。
柳瀬の急所を蹴飛ばすために優が客を押しのけ切り開いた空間から三毛猫のシリウスの姿と顔が柳瀬の視界に入った。
「シリウス?」
「お前すっきりした顔で何見ている?」
「お前も封印されたいのか?」
柳瀬と空中で視線のあったシリウスがそう言われ僕の大事なところは包茎でないから封印出来ないはずと思った。
でも、そんな大それた事は口が裂けても言えないので猫手袋をしている右手を左右に何度も動かしながら鳴いた。
「ニャ~ィ! ニャ~ィ! ニャ~ィ!」
猫語で<いいです>を連発した後に、優に強請られフェラチォで射精させられた後ろめたさから視線を封印するのに適したアルクの物に移動させた。
其処には柳瀬に寸止め行為をさせられ溜りに溜まった物が優に2回もフェラチォで射精させて貰い放出出来た後のシリウス以上に萎えた包茎があった。
シリウスの視線の先を追いかけていた柳瀬の視線にもそれが入った。
「アルク!どうした?」
「お前、シリウス以上にすっきりした顔になっているなぁ?」
「この馬鹿に私の許可もなくお前ら2人は出させて貰ったのだろう?」
優とシリウスとカノープスの居るベッドの下の床には、客たちが尿意に耐えていたアルクの為に注文した黄金水の入ったカクテルが6つも並べられていた。
そして柳瀬に突進して来た時の優の顔にチョコ以外に誰かの乾いた精液が複数こびり付いていた。
さらにベッドの上には8枚もの、おしぼりが散乱していた。
柳瀬はそれらの状況からベッドの上で優が淫乱極まりない卑猥な行為をシリウスとアルクにしたと確信した。
それらの許可は奴隷だから、する方もされる方も当然必要だ。
だから客の誰かに許可して貰ったのだろうが、それが柳瀬には許せなかった。
左手に疲労を感じ始めた柳瀬は床に優の軽い体を寝かせた。
寝かされた優は玉虫の様に身を丸く屈め両手で封印された所を抑え、其処の痛みに耐えながら、その原因を作った柳瀬に恨み言を言い出した。
優を自分一人で独占したかったのに、出来なかった上に、恨み言まで奴隷に言われだした柳瀬は、その原因を作った客を咎めだした。
「お前らアルクに勝手に排尿させただろう」
店を出る直前にアルクが尿意に襲われだしていたので、帰って来た時の楽しみに柳瀬はしていた。
「それだけじゃない!」
「私の奴隷の優に勝手にフェラチォをさせ楽しんでいただろう?」
優がアルクのチョコバナナを舐め終わった後の様子を見たかったのに柳瀬は仕事で遅れてしまい見られなかった。
それだけでも忌々しい事なのに、想定外のシリウスまで、すっきりした顔になっていた。
客達が、その許可を勝手に出したに相違ないと柳瀬は思った。
「おまけに、私の奴隷の優に禁止されたカクテルを飲ませ、その醜態を楽しんでいたのを、お前たちの後ろから観ていた」
「お前ら知らなかったかも知れないが、優を此処に連れてくる前に<脳内性転換剤>を投与した」
「それは、思春期前の少年奴隷なら男の物を死ぬほど咥えたくなるだけでなく、男が好きで、好きで堪らなくなり、自分の性欲を満たすためなら何でもしだす」
「だが、アルコールを少しでも与えると今のような大変な副作用が出る」
「少年奴隷にアルコールを与えることは店で禁止されているのを知らない者は誰一人いないはずだ!!」
柳瀬が其処まで話した時に、ベッドを取り囲んで立ち並んでいた客の一人が、恐る恐る其処から離れ店から逃げるように立ち去った。
嫌がるカノープスにチョコレートカクテルを注文させた男だ。
「お前ら楽しんだ連帯責任の減給を覚悟しろ!!」
柳瀬にそう言われた親衛隊の客達から、ざわめきが湧き上がったが、誰一人上官の柳瀬に奴隷の優のように文句を言える者は居なかった。
柳瀬は店の中で最初に自慢した奴隷の優の醜態を客にこれ以上観られたくなかった。
「シリウス、今日はもう閉店しろ」
「その後、猫から解放してやるからアルクと2人で、馬鹿の煩い口をガムテープか何かで塞いでしまえ」
「馬鹿が馬鹿な事を仕出かさないように、手足もロープか何かで拘束して仕舞え」
「道具がなければSMバーに取りに行け!」
「その後で此処に溶解剤があるから2人で馬鹿の封印を溶かしてやれ」
「溶解剤をカクテルに入れ水で3倍に薄め、その中に10分間ほど封印された所を浸してやれば接着から解放される」
シリウスが店の表ノブに<本日は閉店しました>の板を下げた後に、柳瀬から溶解剤を受け取り言われた通りの事をアルクと共にしだした。
柳瀬は封印を解かないと其処にお仕置き出来ないから2人にそうさせたわけだ。
客がしぶしぶ全員店から出て行った。
その後で目立つようになったベッドの下で猫のように丸く身を屈め、隠れているつもりの黒猫の長い尻尾がベッドの外側の床に、はみ出していた。
「おい!カノープス尻尾が見えているぞ」
柳瀬にそう言われた瞬間、黒猫の尻尾がベッドの下に引っ込んで見えなくなった。
毛色による猫の性格判断によると黒猫は賢くフレンドリーらしいが、ハラスメントバーの黒猫は自分の尻尾も隠せない馬鹿猫であった。
ちなみに本物の猫が反省している時は座った体の下に尻尾を隠すそうです。
カノープスは優にチョコレートカクテルを飲ませた事が、ばれるのを死ぬほど恐れていた。
それで隠れているのを柳瀬に知られ心臓が飛び出しそうになっていた。
「何か悪さをしただろう?」
「ベッドの下に隠れて何している!」
「ニャイケ ニャイケ ニャイケ」
「許可してやるから猫語でなく言葉で説明しろ!」
「柳瀬様、グルーミング<毛繕い>中ですニャーン」
「グルーミング<毛繕い>中ですニャーン」
ちなみに本物の猫が飼い主に怒られている最中にグルーミングしだしたら反省しているらしいです。
「馬鹿言っていないでお前も顔を見せろ!」
ベッドの下から這い出てきたカノープスの顔を観た柳瀬が怒り出した。
「お前もすっきりした顔している!!」
「優に出させて貰ったのか?」
柳瀬にそう言われたカノープスは自分一人でなくアルクとシリウスもそうだったので柳瀬の言葉に頷いた。
「そうか、だがそれ以外に何か悪さをしたからベッドの下に隠れていたのだろう」
そう言われたカノープスは首を横に振った。
10分後にカノープスは青いビニールシートが退かされた、体の重さに合わせて窪みが出来る形態記憶ベッドを起動され身体を拘束された。
そして柳瀬を目の前にして、恐怖から萎えたおちんちんが、自動的に嘘発見器の中に仕舞い込まれ拘束された。
嘘発見器にはポリグラフ以外に血圧や心拍数の変化で嘘を見破るものもある。
特に少年の性的趣向を見破るのに、おちんちん嘘発見器は優れていた。
一応、カノープスの頭にも脳波を測定する嘘発見器が取り付けられた。
優がハラスメントバーに連れてこられた時に、気にしていた天井から白いアームで支えられていたステンレス色の3つの機器の一つは嘘発見器であった。
シリウスもカノープスもアルクも入店時にこの嘘発見器の中におちんちんを拘束され、客達の言葉に対する膨らみ度合いまで確認されていた。
その時に男性の言葉による虐めに3人とも興奮するか、との問いに3人とも最初は首を横に振っていたのが、嘘発見器に嘘と言われた。
その優秀な嘘発見器に再度カノープスは拘束され顔を睨まれながら柳瀬に問われた。
「何か悪さをしただろう?」
5秒ほどの怪しい沈黙の時間が流れた。
「いいえ!」
その間に落ち着け、僕は何もしていないと自分で自分に必死に言い聞かせたカノープスがそう言った。
「嘘です」
優秀な嘘発見器が即時に、そう答えた。
チョコレートカクテルを優に飲ませた事が知られたら、柳瀬にSMバーに追放されるかも知れないカノープスが嘘発見器にそう言われ真っ青になった。
「お前、私の事が好きか?」
「はい!」
「嘘です」
優秀な嘘発見器が即時に、そう答えた。
「お前、歌が上手いだろう?」
「いいえ!」
「いいえ!!」
「下手です!!!」
「嘘です」
優秀な嘘発見器が即時に、そう答えた。
カノープスは欧州の新人類に売り飛ばされ奴隷聖歌隊に入れられたら、美声を保つために玉を即時に2つとも抜かれると柳瀬に聞かされていた。
それはSMバーに追放されるより嫌で、必死に首を横に振りながらそう言った。
だが、カノープスの隠された特技は美声で歌が、とても上手い事であった。
ハラスメントバーの目的の一つに客の聴覚を癒す目的があるが、それはカノープスの美声の歌声ではたされていた。
最終話に続く。
最終話はまだ作成していません。
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