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奏の為に
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「先日の事件により側室上位
がいなくなった。よって
奏を側室上位とする」
「皇帝陛下、それは・・」
「異論は許さぬ。被害にあった
奏を守る為の措置だ、よいな」
側室達に突き飛ばされた奏は
手首を捻挫、顔に擦り傷が
あった。その事を踏まえ
今後誰も手出しが出来ない
ように位を上げたのだ。
会議を終え、陛下は奏の所へ
向かった。
「龍清様、お待ちしておりました」
「ああ。やっとそなたに触れられる」
長い会議が終わった後、必ず陛下は
奏の元へ来る。女官達もその事は
分かっていて、陛下が来ても
驚かなくなっていた。
「私はそなたが愛しい。
絶対に私の元から離れ
ないでくれ、いいな」
「はい、龍清様。いつまでも
隣におります」
寄り添いあっている2人は
本当に仲の良い夫婦のようだった。
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