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金色の瞳のチェシャ猫のお話11※
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チェシャは、下着をつけたままゾクゾクとそそられる。
「全く、お前は…」
その瞳の奥に嫉妬に狂った猛々しいオスを見つけてチェシャは満足げに微笑む。
「どうしようもない」
天花が、指を抜いてチェシャに覆い被さり、唇を奪う。
「んんっ!?…ぁんっ!んっ!」
チェシャの後孔に天花の亀頭が触れる。ぬるぬると湿り、あまり解していないのに後孔は、天花の性器をすんなり受け入れる。少しだけいつもよりキツい気もするが、全く辛いと思わない。
「んっ!んぁッ…ん、んっ!…はぁっ!?」
むしろ、待ちわびた刺激にゾクゾクと身体が泡立つ。天花が、唇を離して下着をつけたままのチェシャを見下ろす。
「ゆ、ゆきちゃっ…!は、はげしッ…もっ…ゆっくりっ…んんっ!」
いきなり、天花がガクガクと腰を強く揺らしてきたので、チェシャの目の前にちりちりと火花が舞う。刺激が強すぎて、天花の腰が当たるたびにパンパンという破裂音がする。膝の裏が、天花の肩にかかって、角度がつく。普段の天花は、こんなに激しく腰を打ち付けたりはしない。
「ぁあっ!ゆきちゃ…あぁっ!あっ、あんっ!」
チェシャの良いところを入念に責め立てると、階段を駆け上がるようにチェシャの快感の限界がくる。
「あぁっ!あっ、あんっ!ああっ!」
チェシャの背が弓なりにしなり、白い喉が上下する。チェシャの細い腰を掴み、半ば強引につなげた連結部分が、こすれて熱く燃え上がるかのようだった。
「ゆ、ゆきちゃっ…ん!もッ…!いきそっ…!」
独りよがりの強引なセックスに、チェシャは興奮した。
普段の天花は、こんなセックスはしない。余程、嫉妬しているのだろうか。
「あぁあっ!」
「…くっ」
チェシャが、ひと際大きく喘ぐと後孔がきゅっと閉まる。圧迫感に、天花も性を吐き出したらしい。ズクンと、チェシャの後孔が甘く痺れる。
「はぁ…はぁ…」
荒い呼吸の天花が、薄い胸を上下させるチェシャを見下ろす。汗だくになっているようで、額を拭っていた。
「…ユキちゃん…?」
「チェシャ…すまん…」
チェシャは微笑む。
「えへへ…」
ひっきりなしに喘いだチェシャの声は掠れていた。
「んんっ…」
結局、チェシャの思惑にハマってしまったような気がする。天花は、ずるっと性器を抜く。
「じゃぁ、ぎゅってして」
明日も早くから、遅くまで法事があるのに…
「…ああ」
あまり謝りすぎるとチェシャは怒るので、悪いなと思いながら、布団を引き直して一緒に床に入る。
「えへへ…ユキちゃん大好き」
腕をマクラにして胸の中でニコリと微笑むチェシャの瞳は、暗い中でも輝いている。後光を閉じ込めた宝石のような黄金色の瞳が、細められる。
「おやすみなさいのチューして」
言われるままに、ちゅっと天花はキスをした。
「えへへ…おやすみ」
チェシャは、鼻先を天花の胸板に擦り付けて眠りについた。
「おやすみ」
天花も、疲労感と脱力感から、直に眠りに落ちてしまった。
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