アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2021年6月雨の日の巻 ❺
-
「ひっ、くっ…ぅんっ」
息を飲み、声を殺す。
小さな肩は震え、足の指に微かに力をいれる。
天花の分厚い胸板に額をつけて、俯いて湯気が出そうな吐息を漏らす。
「ぁ、っんく…ぅんん…っ!」
チェシャの屹立した性器の形を確かめるようにゆっくり上下に動かす。
同時に後孔をいじる指は増やされて掻き回される。もちろん、チェシャが一番感じる場所は的確に外している。
そのため、どうしたってチェシャは絶頂の一歩手前どころか6~7割くらいの刺激で踏みとどまり、階段を駆け抜けることができない。
それを知っている天花はチェシャが必死に声を噛み殺すという非常に珍しい姿に感心していた。チェシャにも一応常識的に考える思考回路と忍耐力が存在していたのだ。
「チェシャ」
天花が、チェシャの名前を呼ぶ。
チェシャは、堪えていた空な顔をあげた。
その時だった。
タタタタタッ
と廊下を歩いて近づいてくる足音がして、チェシャは我に返った。
っえ?
「住職」
近づいてきた足音で人物を察知する能力はチェシャも天花にもあった。
部屋の戸に近づいて、戸の付近で声をかけられる。
「…住職失礼します」
チェシャは、天花を見て手で胸を押した。
しかし、天花はそんなチェシャの細い手を片手でまとめて布団に押し倒す。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
70 / 92