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スマホ…スマホ…どこだ…
パッとスマホの画面をつけると
11時23分
めっちゃ寝た…
体が痛い。
あー、これから何しよう?
何もすることねぇ…
とりあえず顔を洗って歯を磨いて
カップ麺を作って食って。
あーー暇。
物があまりない部屋でぼーっとする。
時計の針がチクタクチクタクと鳴る音しか聞こえない。
平日の昼
俺って何のために生きてるんだろう?
なんかこう癒し的な物が欲しい。
それか明確な生きる意味が欲しい。
「はー…」
退屈すぎて深いため息が出る。
とりあえず散歩でも行っとく?
着替えをし外に出た。
日差しが眩しい
住宅街をひたすら歩く。
なんか楽しいことないかな
と思いながら。
「こんにちは。」
聞き覚えのある声
どこで聞いたんだっけ?
と、ふと目の前にいる人を見た。
「あっ!こ、こんにちは!」
完全にオフモードだった俺は
声が少し上ずってしまった。
「お休みですか?」
「は、はい。そうです!」
頻繁に店に来る俺のお客さん。
彼も今日休みなのか私服…
昨日は仕事がって言っててスーツだったし
多分普段はスーツなんだよな?
「良かったらお茶でもどうです?」
「え…あ、はい!是非!」
うわー…初めてこの人で"嫌だ"と思った…
誘うのはいいけど、せめて微笑むくらいはしてくれよ
無表情って…
「ではあちらにいい店があります。」
「は、はい!」
スタスタと一人で歩き始める彼に慌ててついて行った。
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