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面白いくらいにビクビク反応してしまっている自分が腹立たしい。
耳の奥まで響くその声が
何故か腰にくる。
内側をキュッとされるようなそんな感覚。
「はな、せよ…ってっ」
「好きだろ?こういうの。」
「…きじゃ、ねぇよ…」
色っぽい声に体は強張ってしまう。
さっきからずっとそう。
「なぁ…」
「っ…」
重ーい声で腰がキュッてなって
それに耐えていたら
鼻と口を手で覆われた。
引き離そうとしてるのにピクリともしない。
「好きだろ?匂いも…俺も」
しつこい…あえてしつこくしてるのか…
俺が反応するのをわかって。
誰かこいつを止めろ。
こいつの唇が俺の耳に触れるか触れないかくらいの距離でずっと喋られて気が狂いそうだ。
それに加えて手でまた禅の匂い付き空気を吸わされている。
おかしくなる。
「ん゛ッ…んん〜!」
「何言ってんのかわからんな」
「ッ…は…」
少し仰反ってしまう。
フーッ、フーッ、と息をしながら
もちろんビクついてもいる。
禅の手が熱い…
俺の熱なのかこいつの体温なのかもわからない。
けど熱くてどうしようもなくなる。
「ぷはッ…!はぁ………ん゛っ!」
やっと解放された。と思った時だった。
耳の縁を
ツーっ…
っと舌先が触れるか触れないか…いや触れてはいる。
ギリギリ触れる距離でなぞられた。
解放されて違う空気を吸い込もうと必死に息を吸おうと思ったときにされたもんだから
また変な声が漏れてしまった。
「感じっぱなしだな」
「…かんじて、ない…っば…か…」
涙が溢れそうだった。
もうやめてほしくて
解放してほしくて。
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