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2人の時間
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レオが土曜日の半日授業を終えて帰宅すると、会社が土日休みの勇が昼食の支度をしながら待っていた。
「レオ、学校1週間お疲れ!久しぶりに2人でゆっくりできるな。あ、でもお前明日は友達と遊びに行くんだっけ?」
レオは、明日葉瑠と会う約束をしたことは勇に予め話してはいるが、葉瑠が魔族について何か知っている人物だったということは伝えていない。
まだレオ自身も詳細が分からないことや、一般の人間である勇に話しても混乱するだけだと思ったからだ。
「うん……勇ごめんね。その代わり今夜いっぱい仲良ししよ?」
レオは汗ばんだカッターシャツを脱ぎながらそう言った。どうやらレオは学校生活が始まって忙しくなり、この1週間ご無沙汰でムラムラしているようだ。勇もレオの誘惑に我慢できず、つい欲望のままレオを抱きしめる。
「ちょっと勇、まだお昼だよ? それにご飯作りかけじゃん?」
「火を消したから大丈夫だって。それより先にお前を食べちゃいたいな。」
「仕方ないなぁ。明日会えない代わりだからね。もう、この前までは奥手のかわいいお兄さんだったくせにこんな貪欲になるなんて……。」
まず2人はお互いを見つめ合いながら濃厚なキスを始めた。だんだん雰囲気が良くなり、お互いの体が火照り始める。
いつもならこの後、勇が自然と攻めていくはずだが、今日はレオが先手を打って勇を押し倒し、勇のアレを人差し指で弄りだした。
「うぁっ!レオ……今日はやけに積極的だな。てかこれ魔族の怪力か? 身動きとれないよ。」
「ふふ、次勇とする時はぼくが攻めるって前に言ったじゃん♪ 勇に身を委ねるのも好きだけど、攻める方も興奮するな~。」
勇は初めて添い寝した時、レオの方が積極的だったことを思い出した。いつの間にか自分が攻めに転じてしまい、大人の力でレオを押さえつける形になってしまったのではないかと心配してしたが、レオは敢えて受けを楽しんでいたようだ。
「よーしレオ、今日はお前の好きなように……うぁっ!」
レオは勇の固くなったアレの先をキュッてつまみ、感度を確かめた。そのまま指先で一番敏感な先端をこねだしたことで、勇の体はビクンと小さく跳ねた。
だんだん先から薄い液が溢れてきた。それをレオはパクっと加え啜った。
「うぅ…あっ!……レオ、お前は自分のものを色々されるのは割りと抵抗あるのに、おれのものには躊躇ないんだな。」
「だってたくさん攻めて、勇の反応見たいからさ♪」
色っぽい表情でそう言うレオを目の前にして、勇の欲情はさらに高ぶった。
「こ、このままレオの口でぐちゃぐちゃにしてほしいな。もう限界で……。」
「え~! まだ早いよ。今日はお互いの初めてを卒業する日にしようと思ってたのに。」
「レオ……それって……いいのか?」
今までたくさんベッドの上で仲良くしてきて2人だが、キスや愛撫だけで最後まではしてこなかった。ようやく最近手を使ったフィニッシュのお手伝いが始まったばかりなのに、今日この場で本番を迎えようとしている。
「うん……。入れやすいようにココ濡らして?」
レオは2本の指で蕾を開き、勇を誘惑した。欲情の頂点に達した勇は、舌や指でレオのナカを一心にかき混ぜる。
「レオっ!……レオ! もうこんなに湿らせて気持ちいいのか!?……」
「うん!……いっぱい溢れてきちゃう! 早くっ早く勇のでもっとよくしてっ!」
勇はレオの濡らして開いた儚い蕾にゆっくりと立派に固くなったアレを後ろから入れていく。
「んっ!……あっ! あっ! 入ってきてるっ! 勇のがっ!」
「レオ……おれたち今一つになってるよ! お前に出会えておれは……本当に幸せだっ!」
「うん!……ぼくもめちゃくちゃ幸せ! ずっと一緒にいて!」
すっぽり奥まで問題なく入ることが分かった2人は、体を激しく動かして色々な体位を楽しみながら出し入れを繰り返した。その際にお互いのが混じった淡い色の甘美な液がベッドに迸る。
そして、レオは勇の上に乗っかり、繋がったまま再び濃厚なキスをする。
「勇、すごい気持ちいい……。もう一緒に……いこ?」
「ああ、一緒にイクぞレオっ!! あっ!…あっ!……イクっ!」
勇の熱い白蜜はキュッと締まったレオのナカにビュルビュルと入っていき、外に溢れ出る液はポタポタと滴り落ちた。レオのピンと張ったかわいいヤツから飛び出た液は、勢い良く辺りに散らばった。
「えへへ、ついにしちゃったね……勇。」
初夜を迎えた2人は、ベッドの上で見つめ合いながら語り合う。勇はレオの頭を撫でながら言った。
「明日は例の葉瑠くんと会うんだっけ。」
「うん、約束してるからさ。せっかくの休みなのに勇と2人きりになれなくてごめんね。」
「何言ってるんだよ。逆におれは嬉しいよ。人間界でレオに同世代の友達ができたなんて。しかも、引っ込み思案で大人しいタイプの子と積極的に仲良くなろうとするお前の優しさに一層惚れるよ。」
今回レオが葉瑠と会う主な目的は、魔界関係の話をすることだ。それを勇に伏せていることは心苦しく思うが、葉瑠と仲良くしたいという気持ちは本物だ。レオは勇のフォローの言葉を聞いて素直に喜んだ。
「ぼくのことをここまで思ってくれるなんて本当に大好き。今日はまだたっぷり2人の時間があるから、ご飯食べた後またHしよ?」
「ああ、食べて体力付け……あ! しまった! 炊飯器のスイッチ押すの忘れてた……! ごめんレオ、かなり遅めの昼食になりそう。」
「あ……うん、てかおかずも作りかけだったよね? もうこれできる頃には昼食じゃなく夕食だね……。」
今日この後も2人は体力が続く限り何度も愛し合った。部屋には、お互いの散らした甘い果汁の香りがいつまでも漂っていた。
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