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あやまち。
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太宰が堕ちて数日がたったある日。
武装探偵社1番の頭脳をもっている江戸川乱歩と武装探偵社社長福沢諭吉が帰ってきた。
江「ただいま~。ってあれぇ?なんで皆暗い顔してんの~?」
乱歩はいつもの調子で入ったが違和感に気づいた。
国「乱歩さんおかえりなさい。大変申し上げにくいのですが太宰が武装探偵社を裏切りまして…。ポートマフィアに戻ったようです。」
乱「太宰が?」
国「はい。かなり前から裏切っていたようです。」
乱「そんなのありえない。裏切っていたなら僕がわからないはずがない。そうだろう?」
乱歩は自信満々に言った。
福「乱歩。」
福沢は一言そう言った。
乱「わかってる社長。『異能力 超推理』!!」
乱歩はポケットに入っている眼鏡を取りだし異能力 超推理を使いはじめた。
実際は超推理は異能力ではない。
だが乱歩の推理が外れたことは1度もない。
乱「なるほど。すべてわかった。」
乱歩はふっと笑い言った。
福「どうだ?」
福沢は渋い顔で乱歩に聞く。
乱「確かに太宰はポートマフィアに戻ったようだね。だが太宰は探偵社を裏切っていない。むしろ裏切ったのは探偵社の方だ。」
国「なっ!どういうことですか!?太宰は探偵社を裏切ったのではないのですか!?」
乱歩の言葉に社員一同戸惑う。
そして国木田が乱歩に思っていることを言った。
乱「だからぁ太宰は裏切ってないよ。太宰がポートマフィアに入ったのは君達に追い出された後だよ。うーんそうだなぁ。太宰の机に入ってる太宰の日記を読んだらどぉ?」
乱歩の言葉で国木田は急いで太宰の机に向かい太宰の日記を手に取った。
そこには太宰がポートマフィアに戻る前日までのことがかかれていた。
○月✕日
最近皆の私への態度が冷たい気がする。
それもそうだよね。
私が元ポートマフィア幹部だって知られちゃったんだもん。
でもなんとかして信用あげなくちゃ…。
ここじゃないと大切な友人…織田作との約束を守れない。
○月△日
やってしまった。
せっかくのチャンスだったのに!
信用をあげようと頑張ったのに失敗…いやしゅっぱいしてしまった。
私としたことが何をしているんだろうか。
私への信用は上がるどころか下がってしまったよ。
明日は少し気分転換にでも行こう。
それを見た探偵社社員達が口々に「嘘…。」だの「そんな…。」だの言っている。
国木田は耐えきれなくなり乱歩におこがましい質問をした。
国「乱歩さん我々はどうしたらっ…。」
乱「そんなの自分で考えるんだね。僕は協力しないよ?悪いのは君達なんだから。だけど一つだけ忠告してあげる。太宰を連れ戻すことはもうできないと考えた方がいい。」
国木田は「そんなっ…!」と言って困ったように社長を見た。
福沢はゆっくり瞼をおろし言った。
福「太宰はまだ退職届をだしていない。」
その言葉に社員一同はさっきまでとはうって変わってパァーっと明るくなった。
そして太宰を連れ戻すために乱歩以外の社員一同が立ち上がった。
ーーーーーーーーーーーー
探偵社が太宰を連れ戻すために立ち上がった頃太宰はポートマフィア首領、森鴎外の部屋にいた。
部屋では甘い音が響く。
太「森…さ、ん。もっ、とぉっ、…///」
森「太宰君は本当に可愛いね。」
森に犯される太宰は昔のポートマフィア幹部の太宰、探偵社社員の太宰とは似ても似つかない。
今の太宰は森の言うままに動く森の操り人形だ。
だが頭脳のよさは変わらない。
森に操られることがどんなに危ないことかなど太宰は分かっていた。
でも今の太宰は危ないことでも森のために働けることを誇りに思っている。
今の太宰には森しか信じられる相手はいないのだ。
他は全て敵なのであった。
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