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「操」
部屋に帰り、上着を脱いだ藤堂がソファに座り操を手招きする。
「なに?」
なんだろうかと傍によると、手首を掴まれて藤堂の膝の上に座らされた。
「な、なに?」
「お前、さっき何か言いたそうにしていたな、なんだ」
車の中のことを言われているのだとわかり、思わず目を逸らす。
「ちゃんと俺を見ろ、疚しいことでもあるのか」
「う…」
疚しいかと聞かれれば、藤堂を疑うようなことを考えていたわけで、その通りである。
「操」
藤堂の声が一段低くなり、思わず藤堂を見る。
「あの女のことか」
「女?」
首を傾げかけて、そういえばこんなことを考えたきっかけはあの女性だったと思い出す。
「えっと…それもある、かな?」
ふっと藤堂が口元を緩める。
「あの女とは何の関係も持ってねえぞ。ただのクラブのママだ」
「そ、そうなの?」
ほっとした表情になる操に、やはりそうかと思う。
だけど今の操の返事の仕方だと、他に何か気になることがあるようだ。
「それで、お前は何を気にしている」
「え…」
これで追及は終わりではなかったのかと、操が言葉を詰まらせる。
「なんだ、ほら言ってすっきりしろ」
「えーっとね、今日お店であった出来事なんだけど…」
そう言ってみんなで目撃してしまった修羅場のことを話す。
「それで、その時僕は浮気とかされてても気がつかないだろうって言われて、確かに僕は鈍いから…」
「それで俺が浮気してんじゃねえかと思ったわけか」
じろりと睨まれて、慌てて首を振る。
「違うよ!そんなこと考えるなんて、大河に失礼だと思ったの」
そしてじっと上目遣いで藤堂を見上げる。
「…大丈夫、だよね?」
操の心配を一笑に付す。
「無駄なこと考えてんじゃねえ」
「ご、ごめんなさい」
「俺にはお前がいればそれでいいんだ」
頤に指を添えて操の顔をじっと覗き込む。
「わかったか」
「うん、ごめんね…」
「それともお前が俺を嫌になってきたか」
思ってもみないことを言われて、操がぎょっとする。
「なんでそんなこと!」
「別のやつとも付き合ってみたくなったのか」
操がそんなこと考えているわけはないと知りながら、ちょっとした悪戯心で言ってみる。
「違う!そんなことない!」
青い顔をして懸命に訴える。
「僕が好きなのは大河だけだから!信じて!」
思いがけない告白も、本人は気がついていない。
「好意と愛情は別物らしいからな」
内心ニヤリとしながら言ってみると、予想した通りの言葉が出てくる。
「あ、愛してるのに、信じてくれないの?」
「本当か」
滅多に操の口からは聞くことのできない言葉が、藤堂の身体を満たしていく。
「僕には大河だけなのに…」
震える声に操を見つめると、大きな瞳が潤み始めている。
たまらず膝に抱いた操を抱きしめる。
「悪かった」
「し、信じてくれる?大河を愛してるって」
ほとんど涙声になってしまった操に、少し苛めすぎたと自分に舌打ちする。
「信じてるさ」
「ほ、ほんとに?」
操の顔を上げてキスをする。
「証明してやる」
「あぁぁっ…あぁぁっ…あっ…!」
藤堂の唇と舌が身体中を這い回り、操が切なく首を振る。
ソファからベッドに移動して、操をうつ伏せに押し倒すと滑らかな背中に唇をつけた。
肩甲骨の盛り上がった部分に軽く歯を立てると、肩がぴくりと跳ねた。
そこから背骨に沿って舌を這わせると、甘い声を上げ始める。
その白い背中にも無数の跡を残しながら、白く円やかな臀部まで唇をつける。
マシュマロのような滑らかで柔らかいが程よい弾力のある尻たぶに軽く歯を立てる。
「きゃぅっ…!」
びくりと操の身体が跳ねた。
「そんなとこ…噛んじゃ…っ」
薄く残る歯型を消すように、今度は舌を這わせる。
「ひゃぅ…っ!あぁぁっ…」
びくびくと震える身体を背後から抱きかかえると、操がくたりともたれかかってくる。
その首元に吸い付くと、藤堂の腕の中で身体を震わせた。
敏感な操の身体はどこに唇を這わせてもいい反応を見せる。
「たいが…」
操が切なそうな声をあげる。
「なんだ」
操がしきりに膝を擦り合わせている。
緩やかに起ち上がった操の慎ましやかなモノが蜜を零す。
しかし藤堂はそれを見ないふりして、胸元の飾りに手を伸ばす。
「きゃぅっ!あぁっ!あっ!」
いきなり強く尖りを抓まれて、藤堂の腕の中で身体が跳ねた。
その刺激でまた新たな蜜が溢れてくる。
「きゃう…っ!あっ…!ああっ!」
片方を指先で擦り合わせながら、もう片方はかりかりと先端を引っ掻く。
胸元の甘い刺激に操の腰が無意識に揺れている。
「あぁっ…!たいが…っ!」
「どうした」
「お、おねがい…」
切なく眉を寄せる操の赤くなった耳朶を軽く齧る。
「にゃぁっ…!」
またびくりと跳ねて、蜜を零す。
「たいが…さ、さわって…っ!」
「どこを」
「ぼ、ぼくの…さわって…っ」
さらに顔を赤くしながら操が強請る。
溢れる蜜は後孔までぐっしょりと濡らしていた。
その小さな孔の入り口をさわさわとなぞると、操が首を振る。
「そこじゃな……あぁぁっ!」
長い指がつぷりと硬い入り口に侵入してきた。
藤堂の指を熱く蠢く胎内が甘くしめつけてくる。
「ひゃうぅっ!!」
敏感なところをぐっと押されて喉を反らす。
「あぁぁっ!あぁぁっ!」
「触ってほしかったんだろ」
意地悪な指にその場所ばかり擦られて、違うと首を振る。
「ひゃぅぅっ!きゃぅっ!あぁぁっ!!」
二本の指にしこりを交互に引っ掻かれ、目の前に火花が散る。
「次はどうしてほしい」
「…ち、ちょうだい…」
びくびくと震えながら藤堂を強請る。
「なにがほしい」
「た、たいが…の…っ」
「もうあげてるだろ」
「にゃぁぁっっ!!」
二本の指が敏感なしこりを押し潰すと、藤堂の指を喰いちぎる程締め付けて達してしまう。
「あ…ぁっ…ぁ…」
藤堂にもたれかかったまま、荒い息を継ぐ。
しかし操のモノは緩やかに起ち上がったまま、放出されたものはない。
「ま、まって、まだ…っ!」
力の抜けきった操の身体を持ち上げると、止める声も聞かないで、熱く滾った自身を指の代わりに呑み込ませてゆく。
「あぅぅ…っ!あぁぁっ…!あぁぁっ!」
胎内をみっちりと埋める質量に、操が僅かに眉を顰める。
「っ…た、たいが…」
藤堂に背中から抱きしめられたまま、その藤堂を受け入れる操が吐息と共に藤堂を呼ぶ。
「どうした」
「ひゃぅっっ…!」
操の耳の中に舌を入れながら囁く。
その手先は胸の尖りをこりこりと抓みあげている。
「信じて…たいが…」
熱い吐息の合間に操が囁く。
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