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(プロローグ)
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「お、俺たちが悪かったっ!!まさか、手ぇ出した奴があんたらのリーダーだって知らなかったんだっっ!!だからもう勘弁してくれっっっ」
コンクリートの地に顔面を擦り付けながらそう懇願するのは一人の男。頭からは血を流しその鼻からはだらしなく鼻水を垂れ流している。男の周りには男同様に地にひれ伏せている青年がざっと30人。懇願する男の視線の先には3人のこれまた青年達が立って居た。
3人の青年達の表情は懇願する男を楽しそうに面白そうに眺めていた。
けれどその目の奥には確実に憎悪が渦巻いている。
懇願してくる男が鬱陶しいというように3人の青年達の中の1人が男の頭を片足で押さえつけた。ぐぅ、と呻き声をあげる男に構わずどんどんとその片足に体重を乗せていく青年。
「いやいや、許すわけないでしょ。勝手に人様のところのグループのリーダーに喧嘩売るなんて、あんた頭の中どうかしてるんじゃない?生憎、俺らのリーダーはそんな柔じゃねぇから、お前らなんて簡単に倒されたんだろうけど」
男の頭の骨がぎしぎしと音をたて出したところで青年は男から足を退けた。
「ハァハァ......ゲホッ......ッ」
「ちっ、これくらいでへばってんじゃねぇよ」
「京介ちょっとやり過ぎなんじゃない?」
「そうそう。用件終わる前にこいつ気失っちゃうじゃん」
舌打ちした青年__京介に声をかけたのは後ろで様子を見ていた2人の青年。2人ともよく似た容姿の双子。
「でも~リーダーに喧嘩売った奴がこんな風に懇願するなんて、超ウザいじゃん」
男の身体を蹴りつけながらそう言う京介。
「まぁ納得できない事もない」
「まぁね。......じゃ、ちゃっちゃと終わらせちゃおうか」
「はーい。それじゃ、お遊びはここら辺で」
男は笑顔でこちらを向く3人に心臓を大きく鳴らしたと同時につい最近起こした自分の行動に後悔していた。
男は先日、今、目の前に立つ3人の所属するグループのリーダーに手を出したてしまった。それは調子にのっていたのと遊びの半々の気持ちで。結果は言わずもがな。一瞬のうちに返り討ちにあった。
喧嘩を売った、否、売ってしまった相手......それは彼らのリーダーで彼らが唯一従う、最強で最恐のグループのリーダー「豹」。
常に穏やかに微笑む彼は本当に強いのか疑いたくなってしまう。
だから喧嘩を売ってしまったのかもしれない。
しかしその行動が仇となってしまった。
男が最後に見たのは笑顔で己れを殴打する3人だった。
3人が去った後、その場には幾人もの大量の血と虫の息の高校生が転がっていた。
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1話目読んでいただきありがとうございました(*´ω`*)
ストーリーが分かりづらかったでしょうか...?
少しでも気に入ってくだされば、♡、☆して頂ければ感無量の気持ちです!!
次のお話も読んでいただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
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