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side悠
「ここに来るの2回目なんですか?」
カウンター席で俺の隣に座った梓佐が話しかけてきた。
「はい。昨日初めて来て、その時食べたドリアが美味しくて…他の料理も食べてみたいなと」
「そうなんだ…あ、自己紹介してなかったですね。俺は工藤梓佐」
「お待たせしました」
カウンターの中から飲み物を作り終えた慧杜が声をかけてきた。
「ありがとうございます」
「クス…ありがとう」
梓佐はクスクス笑いながらお酒を受けとる。
「あ、俺は神木悠です」
自己紹介をすると梓佐は優しく微笑んで慧杜へ視線を促す。
「え…あ、一ノ瀬慧杜です」
「えと、一ノ瀬さんと工藤さんは…」
「下の名前でいいですよ」
特にこいつにはと言いながら梓佐が話の続きを促してくる。
「じゃあ…慧杜さんと梓佐さんは幼馴染なんですか?」
「…腐れ縁ですが、今でも定期的に来店してくれてます」
「そうなんですね…」
「え、腐れ縁って酷くない?」
2人の会話を聞きながら作っていただいた飲み物に口をつける。
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