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side悠
あれからしばらく他愛ない話をして店を出た。
店を出て少し経ったところで立ち止まる。
(名前、きけた…)
慧杜とそこまで関わることは出来ないだろうと思っていたので、名前が聞けたことが嬉しくつい締まりのない顔になってしまう。
(次来るときは瑠依に会いたいなぁ…千世さんも会わせたいし…)
次来るのは土日かなと思いながら帰路についた。
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今日は9月22日土曜日。あれから2週間が経過した。
先週と今週頭まで業務が忙しく先週は疲れすぎてお店に来ることが出来なかった。
今日は月末が近づき業務が落ち着いてきたのと今週は3連休ということもあり、千世と一緒に『sound Tree』へランチに来ていた。
「ねぇ、その小鳥遊瑠依くんってどんなこ?」
「どんなこ…どんなこか…どんなこかな?」
「おい…」
急に瑠依どんな奴かと聞かれても返答に困ってしまう。
「良い奴だと思うよ、個人的には」
「個人的にはって…」
「あ、あと元吹部でフルート・ピッコロやってて、俺の動画のことも知ってる」
「へぇ…で、なんで個人的なんだ?」
「会ってみればわかると思う」
「はぁ…わかった」
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