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23.
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side千世
瑠依が無事になったと思ったら、すぐ側に顔面蒼白の悠がいた。
「悠?」
悠に声をかけるがこちらに少し目を合わせるだけで、きちんとした反応示さない。
「っ…はぁ…はっ、ぁ…はぁ…」
「ちょ、悠?大丈夫!?」
続けて声をかけるが悠の呼吸はさらに荒くなる。
(過呼吸…!?)
「悠、息ちゃんとはいて!」
過呼吸を起こしているようだったので息を吐くよう指示するが、悠は体勢を崩した。
(やばい、倒れる!)
ドサッ
手を伸ばすのが遅く倒れてしまうと思っていた悠は、慧杜の腕に支えられていた。
慧杜は悠を席へ座らせ口元にタオルをあてる。
「息吐いて…ゆっくりでいいから…」
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