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side悠
「工藤さん…梓佐にぃは小さい頃家が隣だったんだ。小学5年生ぐらいまでは結構面倒見てもらってたかな…」
言い終えた瑠依は一瞬顔を歪める。その顔は恐怖をうつしていた。
その表情に千世も気づいたらしく、眉を下げて瑠依を伺っている。それは俺も一緒だった。
「も~、2人とも人の表情見すぎでしょ…悠、今日泊まっていいよね?」
「俺は全然。千世さんも是非」
「ぇ…俺もいいの?」
泊まりの誘いに千世は戸惑っていたが、嫌ではなさそうだった。瑠依もそれに気づいたらしく、「俺の話きいていただけませんか?」と尋ねた。
「じゃあ、俺も泊まっていいですか?」
「「大歓迎です」」
「何でお前が言うんだよ。」
「俺ん家だっての」と言うと、沈黙があり、誰からともなく吹き出し、一時笑いあっていた。
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