アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
過去【千世編】1.
-
※基本千世目線です。たまに第三者目線になります。
過激な表現等が出てきますので、苦手な方は飛ばしてください。また、R18の表現も今後多くなるかと思います。
小学5年生のある日、その日は恐怖の始まりだった。
小学1年生の秋に、不慮の交通事故でかえらぬ人となった父と母。
元々おばあちゃん子だった俺は、悲しみの中母方の祖父母の元で育てられた。
それから翌年に祖父、そして2年後には祖母が病気でなくなってしまった。
しかし、悲しみに浸っている余裕はなかった。
誰が俺を引き取るのかという話がずっとされていた。
話の中心である俺の意見は、全く交流がなかった人達には言えるはずもなく…
そんな中、俺を引き取ったのは父の遠縁の親戚だった。
その親戚は、引き取った張本人とその妻、そして俺より5つ年上の息子という家族構成だった。
関わりすぎないようにするその親戚との距離感は、人と深く接することを拒否していた俺にとっては丁度良かった。
しかし、数ヶ月後、その親戚との関係は歪なものとなった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
53 / 58