アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
*02
-
「……珍しいな、
2人一緒に入ってくるのは」
「うん、あのさ…」
意外にも先に口を開いたのは健だった
「兄貴のおかげで
自分の気持ちに気づいた。
んで、その……煉と
つ、付き合うことになりました!」
優にぃは少し驚いた顔をした後
フッと笑って、
「おめでとう」
そう言ってくれた。
やっぱり…そういう反応だよね…
どこまでお人好しなの…
「健、ちょっと優にぃと
2人にしてくれる?」
「ん?おう、また後でな!」
「おめでとう、煉」
「うん、ありがと。
それと、ごめん」
優にぃが
え?っと言って目を見開く。
「え、だって優にぃも……」
「……そっか…ハァ…
煉は気づいてたんだな」
結構隠せてたつもりだったのに
と、悲しげに笑う。
やっぱり…
勘違いであって欲しいと願ったけれど
そんなの俺の都合の良い願望だ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
49 / 180