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その日の昼、
昼飯を食いながら
「煉、俺さ!彼女できたっ!」
笑顔で煉に、
梨華と付き合い始めたことを言うと
煉は一瞬、強張った顔をしたけど
「そっか…」
と言って、笑った。
俺は、あんなに一緒にいた煉のこと、
何も分かってなかった。
笑顔を作っていたことも
煉の気持ちも……
俺が煉と咲夜と大喧嘩になったのは
梨華と付き合い始めて2ヶ月の頃だった。
夏休みに梨華と出かけたこと、
思い出を煉と咲夜に話してた時、
「もぅ、その話いいから。
のろけてんなよ。うぜぇ。」
は………?
「ちょ、咲夜、やめろよ」
「なんでだよ!!
煉、全然笑ってねぇじゃん…」
「なに?自分に彼女いないからって
嫉妬?醜いぜ、咲夜?」
ダンッ………!!
「…え?……れ…ん…?」
いきなり机を叩き、
勢いよく立ち上がった煉を見て
咲夜も目を見開いた。
「健、そーゆーの、やめな。」
いつに無く冷たい目で、低い声で…
俺に言い放った。
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