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「健……俺は、汚いんだ。
本当は健の傍に居るべきじゃなっ…!!」
俺は煉の言葉を遮って煉を抱きしめた。
「ごめん。ごめんな。
そん時に気づいてやれなくて。
怖かったよな、辛かったよな…
俺のせいで………
俺なんかのせいで煉が...
ごめん...」
俺を思って今まで言い出せなかった
煉の気持ちを、
他の奴に犯された時の
煉の気持ちを、
俺のために耐えていた
煉の気持ちを、
何ひとつ気づいてやれなくて、
それなのに俺はのうのうと
煉の隣にいて、
笑顔にさせてやることもできないくせに
俺は...
俺の方が煉の傍にいる資格なんて……
無いんだよ………
「健……?
健は、何も悪くないんだよ?
確かに、辛いよ、助けてよって思ってた。
けど、健の隣にいられるなら
なんでも良かったんだ。
俺の方こそ、
汚れた体で健の傍に居て健に触れて、
幸せなんか感じちゃいけないのに……
そんな資格無いのに……
わかってる。
でも、それでも俺は……
健の傍に………んんっ!!」
煉の言葉を遮って口を塞ぐ。
もちろん、俺の口で。
「もう、黙れよ。
そんなに煉が汚れてるなら
俺が綺麗にしてやっから。」
「け....ん………」
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