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「フッ……久しぶり」
出来るだけ笑顔を作ったのだが
洸介の顔は強ばったままで、
状況が飲み込めていない様子だった。
まぁ、突然俺が現れたってな…
反応に困るか……
「ごめん、健、……と、悠介くん?」
「あ、はい。」
「悪いけど、
ちょっと、二人で話させて?」
「おう、分かった。」
「はい。
じゃあ、洸介、また後でな」
洸介は悠介くんに声をかけられ、
やっと我に帰ったみたいだ。
「あ、うん。また…後で……」
ポンっ……
……………?
去り際に、健が背中を叩いて、
笑ってくれた。
『頑張れ』
口パクでそう言ったのが見えた。
ありがとう…健………
「洸介……?」
「え、あ………えと………」
「フッ…そりゃ突然すぎるよな…
3年だっけ?あれから……」
「あぁ…うん。そだ…ね…」
「突然会いたいなんて言われて
ビックリしたろ?
ずっと放っておいて
今更なんだって思うかもだけど…
聞いてくれる?」
「..............うん…」
それから俺は事のいきさつを
洸介に話した。
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