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能力と世界の理
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この世界は3つのカーストがある。
能力の高い強者のエミネント、能力は有るがエミネントほど強者ではないミーディオクリティ、無能力者のサボダネイシャンに分かれている。
能力は高いほど地位が高く族を守り、率いることができる。土地や金銭をめぐって争い、領土を広めていく。
だが、無能力者のサボダネイシャンは人権はないに等しくスラムでは能力者に狩られ人身売買されることも少なくはない。
昨日、一緒に仕事していた者が次の日にはいなくなっていることも日常茶飯事だ。
そういった毎日繰り返す。
物心ついたときからそうやってボクらは生きている。
今日もゴミ山から金属類を探し売ってお金にかえる。
帰る途中でパンに変えて家で兄さんを待つ。
毎日繰り返す事だけれど楽でもない。
ここスラムではこうして生きるしかない…
ボクはユウ。無能力者だ。
兄さんはショウ。能力者で炎を操る。位はミーディオクリティーだ。でもミーディオクリティーの中でも能力は高い。
能力は年齢や潜在能力で伸び代が決まる。
一定まで年齢が過ぎても能力が発動しない者は一生、無能力者だ。
ボクはもう10歳だ。もう能力は発動しないかもしれない…
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