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手の温もりと…
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何時間続いたのだろうか。
ボクとリーは気づいたら牢に戻されていた。
ボクは手の温かみに気づく。
(リー、ずっと手を握っててくれたんだね…)
リーの顔が近くにある。
ボクより背が高く少し痩せぎみのリー。
ずっと抱いててくれたんだ。
そっとリーの頬に触れる。
守られてばかりではダメだ。
ボクだってリーを守るんだ。
初めてできた友達なんだから。
「ん…はよ、早起きだな、ユウは」
リーが目を覚ます。
「おはよ〜、リー」
リーはまだ眠いのかウトウトしている。
それが面白くってボクは笑った。
「仲いいのはいいことだねー?蒼い目の君は久しぶり、俺のこと覚えてる?そっちのガキもあったことあったっけかなぁ?」
突然ヘラっとした声が背後から聞こえた。
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