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さとみside
なんとなく嫌な予感はしていた
ころんが風邪をひいたとるぅとに聞いた時から
何故か胸がざわざわして
苦しかった
久しぶりに会ったころんの背中には羽があった
天使病…
俺の嫌な予感は的中してしまった
俺は過去に大切な人を天使病で亡くしている
だからこそころんが天使病だと分かった時
昔を思い出して
るぅとくんが昔の俺に見えて
情けなく思えた
俺あんな感じだったのか…
過去に経験があるからこそるぅとには同じようになって欲しくない
相方が死ぬなんて俺だって考えたくない
るぅとがころんの家から出ていった後
僕も1人にさせてほしいところんがいった
今は1人にさせた方がいい
俺はころんの家をあとにしるぅとの家に向かった
ピ-ンポ-ン
る「……はい」
る「ってさとみくん!?」
目赤い…泣いたんか
まぁそりゃあそうだよな
さ「話がある」
る「……分かりましたどうぞ」
とニコッとする
るぅと…
リビングへ行くと飲み物を出してくた
そして正面に座りるぅとは
る「話ってなんですか?」と
少し怯えたように言う
さ「ころんのことでね」
る「今はころちゃんの話なんてしたくないです」
ごめんなさいと謝りながら涙を流した
さ「受け入れたくない気持ちも分かる
なんで自分を頼ってくれなかったんだと思う気持ちも
でもだからって現実から目を背けるな」
る「さとみくんに…さとみくんに何がわかるんですか!大切な人に頼ってもらえない気持ち信じてもらえてなかった気持ちの何がわかるんですか!」
るぅとは珍しく大きな声を出しながら本音をこぼし始めた
る「信じてほしかった!…頼ってほしかった!……なんでころちゃんが…」
さ「なぁるぅと。一つだけ天使病が助かる方法知ってるか?」
る「え?」
そう天使病には一つだけ助かるかもしれない方法がある
それは最高の幸せを手に入れると治るというものだった
本当なのかは分からないがやってみないと分からない
ということを伝えた
る「なんで…そこまで詳しいんですか?」
キョトンとした顔で聞いてきた
だから全部話した
天使病で大切な人を亡くしたこと
なにもしないで終わるなんてことにならないでほしいということ
る「ヒック…ウゥ…」
なんでるぅとが泣いてるんだよw
多分るぅとはもう大丈夫だ
あとはころんの心次第か…
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