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「ゆーうー!」
きた!!
実は母親のこともあり、俺はあまり他人と関わるのが苦手だ。
紫苑さんは、特別で俺に特に何も害がないから大丈夫。
そして、今俺の名前を呼びながらこっちに向かって来るこいつ朝霧 亮太(あさぎり りょうた)も俺が安心して話すことが出来るうちの1人だ。
「同じクラスだな。」
笑顔でそう言ってくる亮太にわざと
「まじかよ、地獄だな」
なんて言いつつ、本当は嬉しい。
俺の言葉にしょんぼりしている亮太に嘘だよ。と言いながら謝る。
それで直ぐに元気になる亮太は単純だ。
「なぁ、優友知ってるか?」
「何を?」
小声で聞いてくる亮太に俺も小声で聞き返す。
「お前の後ろの席のやつ、あの久門グループの御曹司で、
入学したばっかなのにもう生徒会長なんだって。」
あーあの愛想のない人ね。
今日の朝、目が合っちゃいましたよ
なんて考えながら、すごくね?って聞いてくる亮太に
「へー」
としか返すことがない。
そこでふと疑問が·····
「なぁ、確かお前も御曹司だよな?」
「んぁ?そうだぜ。かっこいいだろ?」
そうなんだよなー
こう見えてもこいつ日本でも、トップの方の
A.G(エージー)って言う会社の息子さんなんだよなー
てか、すげぇドヤ顔してきやがる。
「そうですねー、とてもお格好良いですよ。
お・ぼ・ちゃ・まw」
「だろ?って、その言い方やめろよw」
何てたわいもない会話をできるのは少人数。
まあ、今でも十分楽しいですよ。
亮太には絶対言わないけどね。
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