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先生
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僕の好きな方について書きます
生まれて初めて人を好きになったのは高校1年生の夏でした。
暇つぶし程度に通い始めた絵画教室の講師のなかに性別を感じさせない美しい人が居ました。
はじめは女性だと思ったくらいに。
華奢で伸びた黒い髪を括って椅子に背中を丸めて体育座りをしながら絵を描きながら綺麗に微笑んでいる方でした。
多分一目惚れってこんな感じだと思います。
声を聞いてやっと男性だと分かるほどに中性的な方で、性別が分かったと同時に僕の手の届く所にいない方だと思いました。
世の人の大概はノーマルだと思っていたので、せめて近くで眺める事が許される距離を目指すことにしました。
友人になりたかったけど僕は15歳で彼は22 歳。
年齢のギャップを感じさせない友人になるのに1年はかかりました。
彼はとても友好的だったのですが僕からしたら先生なわけで…彼のことを先生と呼んでいたのもあって自分から壁を作っていました。
(以降文章中では彼のことを先生と呼びます)
先生のことを名前で呼べるようになったのは高校2年生の冬でした。
長くなりそうだからここで一旦区切りますね
バイトの休憩もそろそろ終わるので…
では。
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