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自分の気持ちに
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「ほら、着いたぞ」
「……。」
好き、かもしれないことを自覚してから
半ば上の空の状態で連れられるままに
歩いてたけど
もしかして、俺かなりピンチ?
好きな奴(仮)の家に…抱かれるの確定なのに来てるわけで…
(もしかして、かなりチョロい??)
のこのこと食われに自ら天敵の巣に単独突撃かましてるって事だし。
まずい。
緊張とか、恐怖とか諸々のよくわからん感情で
頭働かねぇ…。
てか、一番やべぇのが
こいつの家。
何でこんなデカイん??
何なの?ボンボンなの??
クソ偏見だけどボンボンだとしたら喧嘩していいの???
ボンボンだからもみ消せる的な?
は??
わけわからんのやが?
「どした?」
「んん゛っ…」
あまりにも考え込んでしまっていて
話しかけても上の空になっていたので
心配したのかわざわざ少し屈んで覗き込んできた
(いや、お前がどうした!?)
好きかも?なんて実感してからというもの
こいつがかっこよく見えて仕方なかったのだ。
いやまぁ、確かに顔はいいんだよ…
顔は…
「おーい、ひーめ?」
「るっっせーーー!!!姫言うな!!!殺すぞ!?」
「なんだ、元気じゃん」
「…ほっとけや」
ほんっっっっっっっとーに性格はよくねぇけどな!?
もうほんとこういうとこよ!!!!!!!!
「残念だけど、考え込むのはそこまで、な?」
「はぁ?」
「分かってる?逃げることもできたはずなのにさ」
「ちょ、近い近い!!!」
俺が考え込んでるうちに部屋についてたらしい
いくら呼んでも反応が薄い俺に痺れを切らしたのだろう。
いつの間にか距離を詰められていた。
気づいた時には遅く、股の間にするりと足を滑り込ませてきて
閉じることを阻止される。
「ぁ……!」
「そうそう、その顔が見たかった」
そう、こいつが楽しそうにしているのも
俺のコンプレックス…
誰かと二人きりになると赤面する癖。
当然今も二人きりなワケで
すでに耳までがジンジンと痛いくらいに
熱を持っていた。
(何か…こえーな…)
今までにないくらいに高鳴る鼓動と熱に
震えてしまう
「こんなとこまでのこのこ着いてきてさ~……抱かれるって分かってたよなぁ?」
「それ、は…!」
「それとも、さ」
「??」
「抱かれたかった?…するの久々だもんな?」
「っっ!!」
ささやかれた言葉に
過剰なくらい方が跳ねて
「…さっきもそうだけどさ」
「な、に…んぅ!?」
整うはずのない呼吸を落ち着かせようとしていた口に
舌がねじ込まれる
余裕なんてないから必死に押し出そうとしても
抵抗したくて、手を動かそうとしても
余計に絡まり、吸い付かれ
固く押さえつけられるだけで。
「んん~~!!っは、…ん、まって…て…!んぅぅっ…ふ…」
絡めとってくる舌先でまた上顎の裏や舌の裏、歯茎まで
全てを貪られる。
こぼれそうな唾液を吸い出しては飲み込まれ
それでも、取り切れない分溢れてしまったのは
ゆっくりと口の端から首筋へと伝っていく
(こんな…キスだけで気持ちよくてたまんね………)
挿れたらどうなんだよ…?
「!!」
違う、まずヤルの前提かよ!?
「まーた考えてるでしょ」
「う…、ん」
「こっちに集中してくんねぇーなら…」
「ふ…は…ぁっ…!?」
「お仕置き、しなきゃだよな?」
そう言うと固められてた腕は緩められ
力の抜けた俺はずるずると崩れ落ちてドアに寄りかかる
山根は手早く自分のベルトを外すと
俺の腕に巻き付け、あっという間に
革製の手錠へと姿を変えた
(なんで、手…?)
少しだけ涙でぼやけた視界で見上げると
そこにはオスの顔をした山根が
俺の口に自分のモノを押し付けた
「歯ぁ立てずにしっかりしゃぶれよ?」
「んぶっ…!?」
固くなって反り返っているそれは
口に入れられた瞬間
オスの臭いを口腔に漂わせ、鼻から抜けるツンとした刺激は
妙に腰に響いた。
後ろから頭を支えられて
無理やりしゃぶらされている
それなのに、こいつが
よさそうに顔を少しだけ歪めたから
全然不快感はなく
「姫さ~、いつからそんな雌の顔覚えたん?」
「んっ、ぐ…っ…?っはぁ…む…!め、す…?」
息苦しさと下半身の疼きで朦朧としたまま
問いかけると、ため息をつかれた
「まさか、俺以外とヤッた?」
「そ…な、わけ!!!」
(何でそうなんだよ!!??)
「こっちに聞けば分かるかぁ」
「なん…?うぉわ…!」
いきなり抱き上げられそのまま
歩き始めた山根の顔をそっと見てみた
(なんか、キレてる??)
(何で?)
「っしょ、と」
大きなベッドに下ろされ
そのまま俺のズボンを下着ごと脱がせて足を開かされる
「なに…ひっ…!!」
サイドテーブルの引き出しから
ローションを取り出して俺のちんこに上から垂らす
量が多くてケツに伝い落ちてきて
冷たさと気持ち悪さに、小さく悲鳴を上げてしまう
「……」
「やま、ね…コレ、ケツ垂れて…気持ちわり…」
「いいんだよ垂れたんじゃなくて、垂らしたんだ、よっ」
「ひぐっ!?」
つぷぷ、と指が少しずつ穴を押し広げながら
中に入ってきた。
異物感がすごくて思わず顔をしかめる
「確か、ココ…かな」
「うぁ!?」
にゅぐにゅぐと中を探っていた指は
ある一点をトンっ、と突く
突然頭の後ろに刺激が走り
声が漏れ出る
「や…やめ、それ、やだ…!やめ…うっ!…やめろ、って…ぁあっ!!」
「いい声で鳴いてんじゃん?」
にゅぷにゅぷとローションを溢れさせながら
指を咥えこんだまま押し戻そうと力んでも力の抜けた瞬間に
より一層奥まで飲み込もうとしてしまう。
(だめだ…気持ちよくて、頭、変になるッッ)
また、流されるだけなんて 嫌だ…!
だって俺、まだこいつに何にも伝えてない
そんなんダメだ。
男なら、決めるときは
決めねぇと
それにこんなよく分かんねぇまま
快楽だけに溺れるのは何か悔しいっつーか
負けっぱなしは性に合わねぇ
「やまね、話…んっ、聞け、よ……!!」
「ん~~?」
名前を呼ぶとそれまで何度も
俺のいいところを
弄ってた指が緩やかになる
「ば…それ、抜けってェ…!…うぁっ、ん」
「それはダメっしょ~」
「ぁぁぁぁああ……!!」
そう言うと山根は緩めた指をぐるりとかき回すように動かしながら
トンっと、またしつこく攻めてくる
ぐにゅぐにゅとこねくり回されて、すっかり馴染んでしまったようだ
穴がひくついてきてるのが自分でも分かる
(どうしたら、聞いてくれんだよ…バカざる…!!!)
何とか残りの理性をフル稼働させて全身にぐっと力を入れて
必死に逃げ出すと、驚いて固まったままの山根を
気づいたら押し倒して
キスをしてた。
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