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あああ、もう!
「最高ッ!」
小夜は、めちゃくちゃ楽しかった。
忍者についてのアニメを少し見たあと、からくり屋敷に移動した。
もう、このからくり屋敷も凄かったんだけど、何より凄いのは、忍者さん!
ちびちゃんたちの心をあっという間に掴んだ忍者は、ペラッペラの英語も使って、外国人のふたりにも同じように説明している。
超カッコイイ!
話も上手いし、子どもの心も掴むことも出来るし、こんな風な先生になりたいと思った。
雑居ビルの1フロアだから、規模としては狭いけれど、忍者さんの説明が楽しくて、この狭さがちょうど良いように思えた。
風見を見上げると、彼も楽しそうにしている。
小夜はホッとした。
大切な記念日に、ふたりっきりじゃなくなったけど、多分、喜んでくれている。
最近は色々あって風見さんには迷惑をかけっぱなしだ。
誕生日、待っててね。
その日はふたりっきりで過ごそう?
こっそり風見さんの服を引っ張ると、優しい目を向けてくれた。
楽しいね。
うん。
言葉にしなくても、通じ合える。
ふふ、好き。
俺も。
ね、ふたりはひとつだから。
「これ、忍者刀です。みなさん、つけてみましょう!」
あぁ!ワクワクする!
美湖ちゃんと大吾くんは、スポンジの可愛い刀を腰につけられた。
大人組は、ずっしりと重い模造刀を腰につけた。
「刀を抜けますか?」
プハッ!!
そこで大爆笑が起きた。
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