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63 2019年8月10日
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ぱたりと枕に頭を沈めた小夜は、すっ・・・と意識を失った。
それはそうだ。
相当、ねちっこかった。
「記念日デートの記念に。」
そう言われて渡されたくノ一衣装に、小夜は度肝を抜かれた。
「ええ?!」
「だって忍者修行したじゃん?」
えええーーーー?!
衝撃を受けた。
「いやいやいやいや、これは何?!」
「ん?脚絆(きゃはん)のこと?」
明らかに無視された。
おれが言ってるのは、紐パン!!
「まぁまぁ、記念日だからね。」
「昨日だし!」
「毎日が記念日だもんね?今日は初メッセージ送った記念日だよ。」
ああ、口で勝てない。
「はい、右手あげて。」
するすると着付けられてしまった。
「ず、ズボンは?!」
「セットに入ってないからね。ストッキング履く?」
よりエロくなります!
慌てて頭を振った。
「はい、後ろ向いて。」
キュッと帯を絞められた。
「はい、パンツ履きますよ〜。」
ああ、敵わない。
恐ろしいほどの手際の良さで、パンツを履かされた。
「うん、超可愛い!」
最後に小手をつけられて、太鼓判を押された。
「これなら誰が見ても忍者だね!」
むぎゅっと鼻を摘んだ。
「いひゃい!」
「もう!暁さん、計画的すぎる!」
「らって、なにごとも、へいかくとじゅんひふぁじゅーよー。」
にやにや笑って!
「もう!逃げちゃうんだから!」
そうやって、追いかけっこが始まった。
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