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その歪みはなんでしょう
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快楽の上から更に快楽が襲ってきて、俺のアナルは締まったままだった。
「あっ…!ああッ!!んあッ!!はッ!」
「ごめんね悠ちゃん、俺まだイッてないから」
そう言って少し苦しそうな顔をした翔吾は俺のアナルを激しく突き上げる。
「悠ちゃん前、苦しそうだよ。自分で触ってあげな、ほら」
そう言って俺の手をペニスの方に持って行って、ペニスを掴ませた。
「ん、それで擦って前も後ろも気持ちよくなっちゃいなよ」
俺は言われた通りに快楽を受け入れて、前のペニスも擦り始めた。
「ああっ!!んッ、な…ッ!う、うしろ…ずっと…い、イッてるぅッ!!!んんッ!」
「悠ちゃんの中ずっと締まったまんまだよ。くっ…俺もそろそろ…イクね…」
「んあっんッ!!あッ!!はぁッ!」
俺は朦朧とした意識の中で先程のとろけるようなキスを思い出し、気づいたら自分から翔吾の唇にキスをしていた。先程のような快楽を求めて、俺は一生懸命に翔吾の唇を噛んだり優しくキスをしてみたり、自分から舌を入れてみたり、激しく求めた。貪り過ぎて、時々歯がぶつかりカチカチとなっていた。そんな俺の様子を見た翔吾は少し驚いた顔をしてから、満たされたような幸せそうな微笑を浮かべて、ゆっくりと俺の舌に翔吾の舌を絡めてきた。
前も後ろも、口の中も、全てが快楽に溺れ、俺は考えることを捨て始めていた。キスに夢中になっていると後ろの翔吾のペニスがビクビクと脈を打ち始めているのが分かった。来る…あの熱いものが…。気持ちが高ぶる。俺は一層激しく前のペニスをしごき出した。
「んっふぅ…!!んんッ!!はッ…」
程なくして、舌を激しく絡み合わせながら、俺は勢いよく射精した。それと同時に翔吾も、美しい顔に眉間にシワを寄らせて、俺の中に熱くてドロドロした液体を勢いよく出した。
絶頂した余韻に浸る2人だったが、しばらくして俺が顔を上げると、今まで見たことのない余裕の無さそうな翔吾の顔がそこにはあった。少し苦しそうな、だけどどこか幸せそうな、表し難い表情だった。ペニスはまだ挿入されたまま、俺は脱力してうなだれていた。翔吾は俺と目を合わせると微笑んで綺麗な歯並びを見せた。
「俺今すっごく幸せ。この時がずっと続けばいいのに」
そう言った翔吾の顔はどこか切なそうで。その表情は言うならば捨てられそうになった子犬のような、純真無垢な子供のような、そんな澄んだ瞳だった。今まで見せたことの無いそんな翔吾の表情を見て、俺は胸がきゅっと苦しくなった、放っておけない、と思った。翔吾の首に腕を回して、俺はギュッと無言で翔吾を抱きしめた。翔吾もまた、何も言わず俺の肩にそっと頭を乗せる形でいた。
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