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その歪みはなんでしょう
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俺は翔吾のことを抱きしめながら、自分はこんなにも傍にいたのに、まだ翔吾の知らないことが多いことを自覚した。今回このような行動に走ったのにも、何か理由があるのではないだろうか、と無駄に冴えた頭になって、その結論に至った。
しばらくして翔吾が顔を上げて、ゆっくりと俺の首筋に近寄ってきた。なんだろうと様子を見ていると首元で
「悠ちゃんのここ、美味しそう」
と言って。口を開けてゆっくりと俺の首元の肉を噛んだ。
「痛ッ」
歯がゆっくりと俺の皮膚に食いこんでくる痛みを感じた。翔吾は歯を俺の首から離すと、自分のつけた首の噛み跡を見て恍惚の表情を浮かべ、その痕を舌で丁寧に舐めた。
「んっ…」
自分の身体を見ると、キスマークと噛み跡だらけだった。この泊まりの期間につけられた沢山のマーキングの痕だった。最初は嫌悪感しか感じていなかったが、俺は途中からキスマークが増える度に幸福感のようなものを感じていた。
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