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その歪みは恋かもしれない
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フラフラとした足取りで食堂に戻ると、とっくにカレーを食べ終わった小林が暇を持て余してケータイでゲームをしているようだった。こちらが近づくとそれに気づいてゲームをやめて俺のことを見た。
「…わりぃ、待たせた」
俺は異物感を感じながらも平静を保つ。
「んや、大丈夫だよ。長かったね」
特に俺の様子を気にすることもなく普通に話しかけてくるので、まだ自分が我慢して表情に出さないでいられていることを理解して安堵した。
「ちょっと友達と会って話してたら時間かかった」
「そっか、ほら、次の授業始まるからそろそろ行こうぜ!」
そう言って小林は席を立ち、俺もその後を着いて歩き始めた。
それから地獄の1時間が始まった。
席につき、間もなくして授業が始まった。国語の授業で、静かな教室の中で黒板にチョークを叩く音が響く。
最初は緩い振動が俺の中を刺激し続けた。動くことが出来ないため快楽を外に逃せず、ゆるゆると俺の腰は揺れる。熱を帯びた俺のペニスがピクピクと反応していた。
「んっ…ふ…」
授業は身に入らず、俺は荒い息を抑えるのに必死だった。少しでも周りに気づかれないようになるべく下を見てじっとしていた。
あとは時間との戦いだった。俺は必死に快楽を押さえ込み、時計との睨み合いをしていた。授業があと15分で終わる、とその時だった。よし、いける、と安堵した俺のアナルの中のローターが急に激しく動き出した。
「!?!?」
ガタガタッと机を揺らしてしまい、周りからの視線を集めてしまった。急いで平静を取り戻す。
国語の教師は心配そうにこちらを見ていた。
「花山(悠)どうした?大丈夫か?」
「んっ…すいません、大丈夫…ッです」
俺の中を暴れ回るローターは動くことをやめず、俺のペニスに熱がこもり苦しさがました。俺の快楽に従順になった身体は素直にその刺激を受け入れて身体を震わせる。後ろの席の小林に肩を叩かれ
「おい、大丈夫か?体調悪いのか?」
と耳元で囁かれた。
「いやっ…だいじょ…ぶッ!」
あと少しで授業が終わる。それまでの我慢、と思って俺はムキになった。
「大丈夫っつってもお前、顔真っ赤だぞ…」
「大丈夫っ!だかッ、…ら」
「そうか…」
そう言って小林はまた黒板に視線を戻して授業に集中し始めた。俺の息はだんだんと荒くなっていった。正常な意識を保つことが難しくなりながら、翔吾の方に視線をやると、こちらを見て意地悪に笑っていた。楽しんでやがる。俺はキッと翔吾のことを睨んだ。すると翔吾はポケットの中から遠隔操作のリモコンを取り出して、刺激を最大にした。ブブブッとローターが激しく俺の中を掻き乱す。丁度その時、俺の弱い場所に当たって、俺は我慢できず椅子から落ちて床に座り込んでしまった。ガタガタっと大きな音を立てて俺が床に転んだのを見て周りは驚いている様子だった。俺は我慢の限界で涙を溜めながら必死に快楽に耐えていた。まずい、このままだとここでイッちゃう。そんなの絶対に嫌だ。後ろの小林は席を立って俺の傍に寄り添って「大丈夫か」と声をかけてくれている。それに答える余裕のないほど俺は限界だった。駄目だ。中に翔吾のあれが欲しい。奥を激しく突いて欲しい。そのことしか考えられなくなっていた。翔吾の方に視線をやると、やはりこちらを見ている。しかし振動を弱めてくれる様子がない。翔吾は最初から俺がこうなることを分かっていたんだ。分かっていてこのゲームを持ち出した。俺は悔しくて仕方なくて顔を歪めた。
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