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その歪みは恋らしい
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静まり返った部屋で、翔吾は力強く俺を抱きしめた。俺もそれに答えて腕を背中に回す。自分の心臓が律動を早めているのが分かった。
しばらくして翔吾が俺を放した。
その翔吾の顔は赤く染っていた。頬を染めたまま、翔吾は口を開く。
「俺…もう寝るね、悠ちゃんの言葉嬉しいけど、また歯止め効かなくなって酷いことしちゃいそうだから…」
はははと笑う翔吾の笑顔はどこか辛そうで、ズボン越しに見ても分かるぐらいに翔吾の股間は勃起していた。今、コイツは俺に欲情している。
感じたのは、恥ずかしさと、嬉しさ。
「いいぞ」
「へ?」
「だから、いいってば」
「いや…でも…」
たじろいでいる翔吾の腕をガっと掴み、俺は翔吾を横のソファに押し倒した。ゆっくりと翔吾がソファに沈む。
「ずっと我慢してたんだろ、今日は許してやる」
翔吾の頬は赤くなる一方だった。
俺は翔吾のズボンを下ろした。露になった翔吾のペニスは赤黒く、立派に勃起していた。
俺も先程履いたばかりのズボンを脱いで裸になって、翔吾のソレを挿入するための準備をし始めた。翔吾はまだどうしたらいいのか分からず、ただ俺の行動を見つめている。興奮の交じった瞳で。俺は自分の指を口に含み、唾液を絡めた。そして閉じたアナルに指を這わせ、ゆっくりと挿入した。
「んッ…」
久しぶりに後ろに感じる異物感に、少し息苦しさを感じながらも、ゆっくりと解していく。
指が3本咥えられる状態になって、俺はアナルから指を抜いて翔吾のペニスに跨った。
「あ…悠ちゃん…」
「ふぅ…挿れるぞ…」
自分の尻たぶをグイッと左右に割って、俺はゆっくりと翔吾のペニスを自分のアナルに挿入させた。ぬるりと滑りの良くなった中はあっという間に奥まで挿入できた。
「ん…あッ…」
「悠ちゃん、大丈夫?」
「いいから…ッ、やる気のないお前は…寝てろ」
翔吾はじっと俺を見つめていた。その瞳は熱を帯び、次第に我慢の出来ないといった感情を剥き出しにし始めた。俺は翔吾の上でゆっくりと自分のペースで腰を振る。
「あッ、んッふ…はぁ…」
部屋の中にいやらしい水音が響く。
ついに痺れを切らした翔吾は、挿入させたまま勢いよく起き上がると、俺をソファに押し倒した。形勢逆転だ。
「おいっ!翔吾!」
「ごめん、悠ちゃん。もう無理」
そう言って息を荒くする翔吾の瞳は獣のようであった。
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