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理性
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雪の自慰行為を見て勃起させているのが不覚にもバレた
少し嬉しそうな様子で硬くなっているそれを触られそうになる
性欲に素直すぎるのか、何か企んでいるのかは分からない
けど、こんなことで流されて雪のお父さんと同じことするのなんて以ての外だ。
華奢で今にも折れそうなほど細い手首を掴み止める
少し触っただけでも分かる肌のきめの細かさ
「そんな事させられない」
少し力強く言うとまたキョトンとした表情で首を傾ける
そんな可愛い顔で見つめられたとしてもダメなものはダメだ
雪の色気に堕ちてしまいそうな自分の意志に言い聞かせながら
雪の手を押し返した
自らの理性に打ち勝ち安堵したのも束の間
押し返したその手を諦めて引いたかと思いきや
引いた手を合流させ両手でまた自らペニスを触り出し
卑猥な音が部屋に響く
「ぁ…瞬兎さん…はっぁっ………我慢…できない………、後ろっ…後ろも触っていいですか…?」
「後ろ…?」
「ん………お尻…、少年院を出てから触れてなくてっ…」
少年院ではオナニーをしていたと言うことか…
だとしてもお父さんの言いつけである誰かの目がないところでオナニーをしないことという約束は雪のことだから守るはず
という事はもしかして…
「少年院でも誰かに見られて自慰をしたのか?」
「はい…同じ部屋の人たちに…んんっ…」
そして我慢ができないのか体を反転させ
ベッドに四つん這いの体制で大きく脚を開き後ろの蕾にぬぽぬぽと指を挿れだした
そのひ弱な腕じゃ体を支えられないのか両手を後ろに使い
枕に顔を擦り付け片手で尻たぶを開き行為を続ける
「瞬兎さん…んぁっ…」
名前を呼ばれるとどうしてもペニスがピクリと動いてしまう
どうすればいいのかもうとっくに分からなくなっていた
仕事面でも割と臨機応変になんでもこなせる方だと自負していたもののここまで何もできないのは初めてで
ただただ雪のオナニーを見つめるだけ
端正な顔が自らの手で苦しそうに歪んでいる
シーツの上にもとろりと我慢汁が垂れ濡らしていて
それをまた指で拭き取り蕾に塗り込む
瞳は蕩けたまま真っ直ぐと俺を見ていた
まるで、ちゃんと自分を見ているか確認する様に
「ぁあっ…はぁ…はぁん…」
そしてペニスを握っていた手が早まり
呼吸も浅くペースも早くなっていった
「ひはっ…ふぁっ…はっ…はッ…ん!ンンッ!ぁああっ…!」
より一層甲高い喘ぎ声をあげ全身に力が入りビクビクと痙攣したかと思えば
白濁とした精液がびゅるびゅるとシーツの上に注がれる
脱力して横向きで倒れ込むと
まだイッた余韻が止まらないのかペニスがぴくぴくと動きまだゆっくりと精液を垂れ流していた
「あはぁ…………はぁ…ッ…はぁっ……」
荒く大きな呼吸がなかなか治らず
肩を大きく動かしながら息を整えていて…
美しい
美しいと
思ってしまった
誰かのオナニーは初めて見た
しかも同性である男がこんな近くで
途中から見なければ雪が手を止めてしまうという使命感より、自分の見たいという感情が先行していた
最後まで見てしまった
「はぁっ……はぁっ………….はっ…………」
どんどん落ち着いていく姿を見ても自分のそこは収まるわけもなくて
「ごめん、トイレ行く」
「…………………そうですか…、いってらっしゃい」
脱力して蕩けた表情で、微笑みながらそう言う彼は何を考えているんだろう
初日からカウンセラーの俺に見られてこんな淫らなこと…
俺がトイレに行って1人で抜く事もきっと察しているはずで
それを勘繰られながらもベッドから降りる恥ずかしさは生まれて初めてだった
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