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その後、レオとユキハとポーカーをながら軽く世間話をし、寛いでいる内に眠くなってきた。
レオにはからかわれたが、ユキハは訳の分からない場所に連れて来られたストレスで疲れているのだろうと太ももを貸してくれた。
「お前、俺にもそんなことしてくれねぇのにそいつにはしてやるのかよ。」
「お前と違ってロメオは可愛いだろ。俺より大きいがな。」
女の足とは違って硬いが、弾力があり寝心地は良い。
最も、女の太ももに頭を預けて眠ったことは無いのだが。
俺は不機嫌なレオを無視してユキハに擦り寄った。
「ほら、猫みたいだ。」
「にゃー……」
「可愛くねーぞ、小僧。」
「んー……。」
ユキハが頭を撫でてくれる。
頭部は人間の急所であり、触られれば身体は強張る筈なのに、何故だか彼は平気だった。
それどころか安心感すら得た。
「ユキハは良いママになれそうだな、ママになった暁には是非俺も養子に取ってくれ……」
眠いからか、安心したからか口から溢れたのは随分と甘えた皮肉だった。
寝惚けていたロメオがそんな事を口走った自覚は無い。
だから勿論、ユキハとレオがそれを聞いてした変な顔がどんな風だったかも知らない。
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