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問題だらけの勉強会 21
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「そして、おまえと関わって"好き"って感情が強くなったと同時に"嫉妬"も強くなった。」
「っ!!」
「おまえが俺以外の奴と楽しそうに話してる姿を見ると、イライラが止まらなかった。だから、嫌がらせするしかなかったんだ…。」
その言葉にカッと頭に血がのぼる。
「それとこれとは関係ないじゃないですか!!なんで関係ない人を巻き込むんですか!?傷つけるんですか!?」
俺は初めて先輩を怒鳴った。
いてもたってもいられなかったんだ。
「……」
先輩は黙って俯いたまま。
でも、しばらくすると口を開いた。
「おまえが俺以外の奴と仲良くするからいけないんだ…。」
「…え??」
先輩は俺の胸ぐらを掴んで、グイッと自分に引き寄せる。
先輩との距離がぐっと縮まった。
「なんで、篠原なんだよ。なんで…」
「っ!!」
俺もそれがわからない。
どうして篠原なのか…
どうして篠原に助けを求め、期待してしまうのか…
どうして篠原のことばかり頭に浮かんでしまうのか…
どうして篠原のことばかり考えてしまうのか…
先輩は地面に俺を押し付ける。
背中にぶつかった地面から痛みと冷たさが伝わる。
「夕貴…」
悲しそうな声で俺の名前を呼ぶ。
それと同時に膝裏に手をかけ、足を持ち上げた。先輩には恥ずかしい部分まで丸見えの状態だ。
「やっ、先輩!!」
先輩は自身のものを掴み、俺の穴に近づける。
その瞬間、俺と先輩が今から何をしようとしているのか理解できた。
「先輩、やめてください!!」
「……」
俺の制止を訴える言葉に黙ったままの先輩。
それでも俺は制止を訴え続けた。
「先輩、嫌です!!」
「……」
「お願いですから、やめてください!!」
「…夕貴。」
やっと言葉を発した先輩。
すると、俺の穴に先輩のものが微かに触れた。
「え…先輩??」
「夕貴、お願いだから…俺を受け入れてくれ。」
先輩の目から、一筋の涙が流れ落ちる。
そんな先輩を見て、俺は抵抗をやめた。
こんな先輩を見て、抵抗出来なかった。
ごめん、篠原。
ごめんな…
俺の目からも一筋の涙が流れ落ちた。
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