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心の距離 03
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「んっ…ふぁ…んんっ…」
何度も重なる唇。絡まる舌。
まるで、お互いを確かめるかのように、求めるかのように。
それが、また俺の心を熱くする。
啓介先輩とのキスとは全然違う。
篠原を求めてしまう。
もっとほしい。もっとしてほしい。もう一生離したくない。
「んっ…先輩。」
「はぁ…はぁ…しの、はら……んっ!!」
いつの間にか服は脱がされていて、篠原の手が俺の胸の突起に触れる。
そして、指で転がしたり、摘んだりして、俺を刺激する。
「しの、はらっ!!そこ、や、めろ!!そんな、とこ…触んなッ!!」
「何言ってんですか。感じてるくせに。」
一瞬、ニヤリと口角を上げて、不適な笑みを浮かべる。
そして、篠原は俺の左の胸に顔を近づけて、舌で胸の突起を転がす。
さっきの刺激よりも強い刺激が俺を襲った。
「ひゃあっ!!、んんっ!!」
自分でも驚くくらいの高い声。
俺は、恥ずかしくなって、声を押し殺した。
「先輩、声我慢しないで。」
「んっ…あ、あぁっ!!」
舌の動きが激しくなる。
声を抑えたくても、自然と口から漏れてしまう。
「あっ、あっ…ぁぁあ!!」
「先輩、感度よすぎ。」
「うる、さいっ!!」
空いている篠原の手が、下のほうへと伸びていく。
そして、俺のものを掴んだ。
篠原は俺のものを上下に動かして、扱く。
「あっ!!そこ、さわ…んなっ!!」
「触って、でしょ??」
「あっ…あぁ!!」
篠原の手の動きが速さを増す。
「しの、はらっ!!も、無理っ!!!い、イクっ!!」
「まだだーめ。」
篠原の手の動きが止まり、俺のものが篠原の手から解放された。
「篠原…??」
次は篠原の顔が俺のものに近づく。
まさか…
嫌な予感が頭をよぎった。
その予感は的中して、篠原は俺のものを躊躇なく咥えた。
「篠原、それいやだ!!やめろっ!!」
「んっ…はんっ…」
「しの、はらっ!!頼む…からっ!!」
「んぅ…んっ…」
「やめろっ!!!」
一向にやめてくれない篠原を思い切り突き飛ばした。
篠原はベッドから落ち、「いってー!!」と声を上げている。
「なにすん…先輩??」
「っ…」
「何…泣いてんの…??」
「いや、これは…」
俺の目からは自然と涙が溢れていた。
止まらない。
何度拭っても止まらない。
「せん…ぱい??」
「こ、これは…ただの汗だ!!」
「は??」
「だから、汗だ!!」
「先輩って目から汗が出んの…??」
「そ、そうだ!!!」
精一杯の嘘。
でも、さすがにこれは…な。
俺でもこんなこと言われたら呆れる。
目の前の篠原も案の定呆れていた。
「はぁ…。先輩、ちゃんと言ってください。」
「いや、だから…」
「先輩。」
「…言いたく、ない。」
「なんで…??」
篠原の声が低くなる。
篠原の声が低くなるときは、怒ってるって証拠。
それでも、言いたくない。
だって、言ったらきっとまた傷つけてしまうから…
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