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最悪な出会い 03
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ガラッ
教室のドアを開けると、篠原はもう来ていた。
「遅くなって悪かったな。」
「いえ、大丈夫っすよ。で、話って何すか??」
話し方もチャラなー…。
「いや、あのさ…篠原。おまえ、ちゃんとした学校生活を送れ。」
「ちゃんとした??」
「服装も乱れてるし、授業はさぼりまくりだし、課題は出さないし。生徒会でも問題になってるんだ。だから…」
俺が次の言葉を言おうとしたそのとき
「じゃあ、先輩も俺の言うこと聞いてください。」
「は??」
何言ってるんだ、こいつ。
「な、何言って…」
「俺は先輩の言うこと聞きます。授業も受けるし、課題も出す。服装もちゃんとします。でも…」
そう言って、篠原はどんどん俺に近づいてくる。
俺は、篠原が近づくたびに後ろへと下がっていく。
が、すぐに背中に冷たくて堅い感触がした。
すると、篠原は俺の両側に手をついた。
もう逃げられない。
「俺だけ言うこと聞くってちょっと不公平じゃないですか??」
「そ、そういう問題じゃないだろ!!これは、学校の決まりなんだから、それを指導しているだけで!!」
「いいのかなー先輩。そんなこと言っちゃって。」
そういうと、篠原はポケットから1枚の写真を取り出した。
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