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最悪な出会い 14
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「何って…別に何も。普通に生活態度をわきまえろ的なことを言っただけ。」
俺は、早くこいつの話を終わらせたかった。
「そうなの??なんかさ、あいつ急に生徒会室に来てさ。」
「え…」
あいつが生徒会室に来た…??
まさか…
俺は嫌な予感が頭をよぎった。
「あいつ、何て言ってた!?」
「ゆ、夕貴!?」
俺はいつの間にか孝太の両肩を掴み、大きく揺らしていた。
「なぁ、あいつ何しに来てたんだよ!?」
「夕貴、落ち着けって!!」
「あ…ごめん。」
俺は孝太のその一言で我に返り、孝太から少し距離をとった。
「あいつと何があったか知んないけどさ、あいつ謝りに来たんだよ。」
「…は??」
「『今まで授業や課題サボったり、服装乱したりしてすみませんでした。明日からはちゃんとした学校生活を送ります。』だって。」
あいつがそんなことを…??
「まじで驚いたよ。ま、でもさすが夕貴だな。これで問題も解決したし。ちょっとは楽になるんじゃないか??」
「そ、そうだな…」
あいつのことがよくわからなくなった。
考えたくもなかった…。
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