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ドキドキ文化祭 04
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俺の体は次第に震えだして…
涙も次々溢れ出した。
「せん…ぱい…??」
俺の異変に気づいた篠原の手の動きが止まった。
「うっ…うぅ…」
泣きたくないのに…
体は正直で、涙はとめどなく溢れてくる。
そんな俺の姿を見た篠原は、俺を優しく抱き寄せた。
「ごめん、先輩…。ごめん…。」
篠原は弱々しく謝る。
そして、優しい温もりと腕が俺を癒していき、涙は自然と止まった。
「ごめん、先輩…。ただの嫉妬。」
「し…っと??」
「うん。先輩が後輩達に優しくしてるから。しかも、先輩にベタベタ触ってるし。それで、ムカついて先輩に八つ当たりした。」
別に、優しく接してるつもりはないんだけどな…
でも、篠原の言葉がうれしくて…
俺はその言葉を胸にしまっておいた。
「もう絶対あんな乱暴なことしないから。」
そういえば、こいつキスはしてくるけど、それ以上はしないんだよな…
なんでだろう…
でも、こんなこと聞ける勇気もなくて…
「うん…。」
それだけ答えて、俺も篠原の背中に手を回した。
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