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ドキドキ文化祭 05
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「で、結局何の用だったんだ??」
俺は椅子、篠原は机に座って、篠原の用件の話になった。
「先輩のクラスって、何すんのかなーって。それを聞きに来ただけです。」
「ふーん。」
なんだよ、たったのそれだけかよ。
それくらいなら、寮に帰ってでも話せるのに。
「っていうのはただの口実で、先輩に会いたかったんです。」
「え??」
「先輩、文化祭の準備で放課後一緒に帰れないから。だから、顔見たくなったんです。」
「っ!!!」
俺の顔はどんどん熱を増していく。
自分でもわかる。
今の俺はたぶん…顔が真っ赤だろう。
「先輩??」
「あ…えっと…おまえのクラスは何すんの??」
「え??」
自分の顔を見られたくなくて、篠原の反対の方向を見ながら、話を進めた。
「俺のクラスはお化け屋敷です。」
「へ、へー。楽しそうじゃん…。」
話すのですら恥ずかしくなって…
なかなか思うように話せない。
「先輩は??」
「えっと…俺はホストクラブ。」
「…は??今何ていいました??」
俺がそう言うと、篠原の声色が一気に変わった。
その変化に気づいた俺は篠原のほうを見た。
あのときと同じで、怒った表情をしている。
「え、だからホストクラブ。」
「なんでそんなことするんですか??」
「なんでって…男子校だから、女子高生とか来るだろ??それで、クラスの男子が『女子の客が毎年多いから、ホストクラブにしよーぜ!!』って言い出して。それで…。」
俺が話していくたびに篠原の表情は険しくなっていく一方で…
「あの、篠原…??」
俺はこいつがなんでこんなに怒っているのか理解ができなかった。
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