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ドキドキ文化祭 15
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「なぁ、孝太…。」
「夕貴、ご指名だ。仕事に集中しろ。」
「少しは俺の話を聞けよ!!」
ただいま、俺はとにかく働いています。
無断で教室を抜け出し、仕事を放棄し、おまけに衣装はずぶ濡れ。
委員長やクラスメイトは激怒り。
だから、その分がんばって働いてるんだけど…話もダメなのかよ。
「なぁ、孝太…。」
「はぁ…なんだよ。」
やっと話を聞いてくれるみたいだ。
「今日の午後2時から体育館で何があったっけ??」
「え、あぁ…確か告白大会じゃなかったっけ??」
「告白大会!?」
「あぁ。」
あいつの大事な話って…告白!?
いやいや、まさか…な。
「何、おまえ誰かに呼び出されたの??ま、おまえなら呼び出されそうだけど。」
「ち、ちげーよ!!ただ、その時間に体育館で仕事があるから、ちょっと抜け出せないかなって。」
「あれ??なんか仕事あったっけ??」
そういえば、こいつも生徒会だった…
それに、無駄に記憶力いいから、俺の仕事まで把握してんだよな…
「うん…まぁ…。生徒会長だけの仕事があるんだよ。」
「へー。そうなんだ。」
俺は、思わず嘘をついてしまった。
「生徒会の仕事なら仕方ないし、抜けられるんじゃねーの??」
「そ、そっか!!よかった…。」
俺は、その言葉に胸を撫で下ろした。
よし、じゃあ2時までがんばるか!!
気合の入った俺は、接客をしに、指名してくださったお客さんのもとに向かった。
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