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謎
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いつもは「うわ!まだ二限!?時間長ー」とか言ってるのに、今日はあっという間に、時間が過ぎた
あれよあれよと…過ぎて行ったけど
今いつもの4人で校門を出た。聖司とショタとナオと俺…いつものメンバー。
別に内容のない話して騒いで「腹へった〜」とか傘持ってりゃ突然チャンバラしてみたり…おもに聖司と俺とショタがだけど…まぁ、なかなか、楽しい。でもナオは…乗ってこないな、チャンバラとか、会話もってか口数少ないし、常に聞きて側な感じで…謎。そんで、今日初めて友達ん家泊まり行く。ナオん家に。ぶっちゃけ緊張してる。はい!はいはい!言い出しっぺ俺!そう…俺なんだけどさ…実は、まだあの夢…引きずっててな…時たま…観る。あんな夢を…うわぁ…まじかって…どうしたんだかさっぱりわかんない。謎すぎてな…はぁ…モヤっと…
「へぇ〜ナオくんとこ泊まるんだ?お前が行くとか、チョー迷惑」
人が謎と向き合って、モヤモヤしてるところにさぁ、ハイパークリクリ毛玉野郎がおめめパチパチさせながらこっちに話しかけてきた。まじ、うっざ!!迷惑かけねぇし!!こいついちいち腹立つ!!!
「そーだけどぉ??なんだ来たいんか?あぁ?羨ましいか?ショタクッ」
ガッ!!
クソを言い切る前に口を鷲掴みにして来やがった!!口もげるわ!!このゴリラ!!!!ちょっ!!!マジでもげる!!!アザできる!!!顔!!今絶対やばい!ふざけやがって!この野郎!!!
「んんーんんんんーっんん!!!んんん!!!!!!!!んーンンンンン!!!」
「はぁ??何言ってっかわかんねーし。いつもいつもさぁ〜まじで名前も覚えらんねぇの??バカじゃねッだぁ!!イダダダダダダダ!!!」
目の前にあったバカみたいにぐるぐるしたクソ毛を引きちぎる勢いで掴み返してやった!!痛いだろうwwwとっとと離せクソ!!はーなーせー!!!!イダ!!!あああ!!!いってぇ!!!この馬鹿力!!!
「お前らさぁ!!毎度!!いい加減にしろって!!なんで俺が止めなきゃいけねぇんだよwwwおいショタ!まず手ェ離せ!!」
聖司が羽交い締めにしようとしても、動じないこいつマジで!!バケモンかよ!?ゴリラどころの騒ぎじゃないし!
「誰が離すかよ!!モモテメェが離せよ!!カス!!」
「ん"ん"??んーんーーんんー!!!んんん!ん"ん"ん"!!んーんんっ!!!!」
「うはーっ!!!何言ってっかわかんねぇwwwどっちでもいいから!!いい加減にしてww」
もう先にやめた方が負け!てルールっつか変なもんが俺とショタとの間にあるから、お互い譲れない!!生まれてからずっと!腐れ縁である限りそれは無くならなくて、だ、なぁ!!!でももう!ちょっと!!口!感覚麻痺ってきた!
俺もショタも限界ピークMAX突破寸前で、突然、デカイ手が、俺らの手を掴んで引き離した…あり?
「喧嘩両成敗、で」
珍しく、ナオが俺らを止めた…から俺もショタもポッカん…つか、あのショタの握力を片手でこじ開けた、ナオの握力って…?すごくね?未知数…え、本当謎
「ブフっ!両成敗って、使い方違くねww」
「だぁ!!耳元で吹くんじゃねぇよ!?つか!離せ!!はーなーせ!!」
「怒るなってぇ!!なになに?モモがナオん家行っちゃうのさみし??じゃぁ、俺ん家来る??ショタちゃんww??」
「だばけんな!!コケシィ!!誰が行くかよ!頭なでんな!!気色悪りぃ!」
あーあー…今度はあっちか。まぁいっか、チョー口痛い。と、肝心のナオは…ボーッと自分の手のひら見て…無表情…なに?どうした??声をかけようとした、ら、俺の方を見てきた…そんで、首を傾げたかと思ったら
「喧嘩両成敗って…使い方違ったっけ?」
「ぶっ!」
そんな真剣に考えることかよ!?ははっ!本当に、ナオって謎っ!何考えてんだろ…?まぁ、今日、ナオん家行ったら、たくさん聞いてみよ…なにが好きか、嫌いか、趣味とか色々、さ?
「うーん?」
「ははっ!俺バカだからわかんねぇ!なんでもよくね?」
そう笑ってみたら、表情一つ変えず、ニコリともせずで「そうだね。いっか」とか言う!なんだよ笑えよ!笑いそうな気がしたけど…何と無くだけど。本当に笑わねぇなぁ…表情も変わんないし、何考えてるかわかんないけど、これから、いろいろ知れば、きっと何かが変わる気がする…まぁ、カンだけどね!
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