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「待って、香月」
「黒沢、お前どういいつもりだ」
「なにが?」
にやりとした顔、気持ちが悪い。
「ただ本当のことを言っただけだよ。そうでしょ?他人に興味がないのも、上辺だけなのも全部」
階段の踊り場。
チラチラと通る生徒がこちらを見ているが、黒沢は気にしていないのか、だんだんと俺に詰め寄る。
「なんなの、お前、離れろ」
「香月って、隠したがりだけど下手だよね」
「っなにが…」
「キスマーク、今日だけじゃなかったよ。腰も怠そうにしてるし、それじゃみんなにバレバレだよ〜」
心臓がバクバクとなり、体温が冷えていく。
そんなの分かりやすかった?みんなにバレてた?
こいつは何が目的なんだ。
こいつは一体。
「お盛んだね。誰とヤってるの?もしかして毎回違う人とか?彼氏?じゃないよね?先生が好きなんでしょ?」
「な、なんで…」
どうしよう。もし先生にバレたら。
どうしよう、どうしよう。
「図星だった?わかった、ウリでしょ。犯罪だよ?ねえ、俺このままだと誰かに言っちゃうかも、ここまで気付いてるのはまだ俺くらいだと思うけど」
「何が望みなんだよ」
「んー、そうだね…そんなに好きなら
俺ともセックスしてよ」
耳元で小声で言われた言葉を理解するのに、そう時間はかからなかった。
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