アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
喧嘩するほど仲がいい る×こ
-
※るぅころです
※R要素無しです
――――――――――――――――――――――――――――――――
【ころんくん視点】
る「だから……もう!!違います!!そうじゃなくて…」
こ「はぁ〜?だーるっ!」
る「これがこうで……こう…して…………」
る「っと……って!!!しっかり言うこと聞いてくださいよ!」
こ「もう…!……ムス」
僕とるぅとくんはすとぷりの中でもよく喧嘩するメンバーだ。
この前だって僕がベッドで一緒に寝るとき寝相が悪すぎて
るぅとくんを蹴っちゃってて喧嘩になったし
この前も洗濯物を畳めって言われてたのにずーっとゴロゴロしてて畳むの忘れてたら
怒られて喧嘩になっちゃってたし
靴下片方のを無くしちゃって怒られたし
あれ???これ僕が悪い??
っとか考えたけどさ…
大体るぅとくんが怒りすぎなんだよ!!!
まあ…僕も悪いと思ってるけどさぁ…もっと優しくしてよ( `-´ )!
るぅとくん!!
ちなみに僕ら喧嘩をしょっちゅうしてるけど、恋仲なんです
最初の頃は結構ラブラブで喧嘩なんてあんまりしなかったけど
今ではもうすべてが変わってしまったよ┐(´д`)┌
るぅとくんを許さない!
だって僕が何かやらかしたときはすんごい怒って責めてくるくせに!
相方である莉犬くんが何かやらかしたときは優しく慰めるの!!!
おかしくない!?
あれなんなの!!!
僕だけこんな扱いしてくるのなんでなの(怒)
だから怒ってるんです!!るぅとくんに!!
こ「あっ…ま、間違えちゃった…」
る「あーもう……。はぁ…これじゃあキリがないからもうやめましょ、ね?」
こ「ちょ…るぅとくん!」
る「なんですか?」
こ「教えてよ!」
る「だって何度教えたって教えたとおりにできないじゃないですか。」
こ「はあぁ???」
こ「…僕だって頑張ってるのに!!」
る「はいぃ?じゃあ、どこをどのように頑張ってるんですか」
こ「それは…その…あの…ぉ…と、とにかく頑張ってるの!」
る「はぁ……適当なこと言わないでください、
今から莉犬の家で放送あるので自分で頑張っててください」
こ「るぅとくんのバカ!!!ケチ!!!冷たい野郎め!!」
る「はいはい…あ、そうだ。帰ってくる頃には洗濯物畳んどいてくださいね?ころちゃん」
こ「( `-´ )」
る「じゃあね〜」
こ「………」
こ「洗濯物畳みながらるぅとくんと莉犬くんの放送聞くか…」
時間になり放送の通知が来た
すぐにその放送に飛んだ
最初はBGMが流れて少し時間が経ったら莉犬くんの声が聞こえてきた
り『はーいみなさーんおはよーございまーす』
り『あまって間違えちゃったwwwこんにちはー!ww』
り『今日はね、ある変な人がね俺の家に来てるんだけどさ…』
る『るぅとでーーーす!!!!』
り『おまっwwww呼んでねえよまだwww』
こ「楽しそうだなぁ…」
なんて1人で呟く
さっきまでいたはずの恋人はもうここにはいなくて…
ちょっと広めな家に僕1人…。
寂しくてたまらない…
り『ちょっとごめんね…変な声聞こえちゃったかな?ww』
り『その変な人がねいるんだけど…さっきから俺の髪をいじいじしてるわけ』
り『小学生じゃあるまいし…やめろお!!!るぅとお!!!』
る『あはははっwwwwだって莉犬の髪なんだか触りたくなるんだもん~~』
さっき僕といるよりも明らかにテンションが高いるぅとくんの声
あーあ…やだなぁ…
僕以外の人とこんな仲良さそうに楽しそうにいる彼の姿
胸の奥らへんがギュッと締め付けられる
り『じゃあ…今日は何してくの??るぅとくん!』
る『莉犬と〜スマブラやっていきまー〜す!』
り『wwwww』
り『やだぁ…!俺絶対負けるぅ!』
る『wwwww』
り『そんなのさとみくんと一生やってろ!!』
り『てなわけでるぅとくん!ホントは何やるの??』
る『はい!今日はー!莉犬とー!フォールガイズやっていきます!!』
り『ふぅぅ〜〜!!!!』
さっきまで僕といる時はこんな楽しそうに、、明らかに高い声をださなかったのに
莉犬くんといるときはなんだか距離を感じる…
やだよ……他の人にとられるなんて…
るぅとくんは…僕のだもん…
なんて言える資格は僕にはなくて、もちろん全面的に僕が悪い
それは自覚してる…自覚してるんだけど…るぅとくんにもっと甘やかされたい
るぅとくんにもっと可愛がって欲しい…
僕だけにしかみせないるぅとくんをみたい
そう心で密かに思う
ブチッ
僕は無意識に放送のページをきった
だって、こんなのきいても自分を苦しめるだけ
こ「ぅ……ううっ………う……っ」
頬をつたう涙
視界がぼやぼやぁっと一瞬でぼやけて自分の手の形がよくわからなくなる
情けない泣き声も無意識に出る
"ころちゃんが泣いてるときはずっとそばにいてあげるからね"
"僕を信じて"
"いっぱい……いっぱい…泣いていいんだよ…"
"嫌なこととかあったら相談のってあげるから…"
そんな彼の暖かい言葉が脳裏で繰り返し再生される
バカ…バカバカバカ!!
余計なことしなくていいんだよ…
そんな言葉に対して余計に涙が溢れ出てくる
洗濯物もたたみ途中なのに
何も手につけなくて……
いつの間にかソファーに横たわってティッシュを片手に泣いていた
あぁ…るぅとくんが帰ってくるまで洗濯物たたみ終わってなきゃダメなのに…
ティッシュの無駄遣いしたらお金の無駄遣いになるし…
ダメと思っててもなかなか体は動かない
きっと帰ってきた彼はこういうだろう
『なんで帰ってくる頃には洗濯物畳んでおいてねって言ったのにやってないんですか!』
『そうやって寝てる暇があるんならやってって毎回言ってるじゃないですか』
『なんでそうやって毎回毎回最低限のこともしないんですか』
『ティッシュの無駄遣いです。全部僕が買っているんですよ?』
『今度からティッシュはころちゃんのお金で買ってください』
『苦労してるのはこっちなんです、もうやめてください…』
そうやって脳で被害妄想がくりひろげられる
でもこれが的確な彼の言葉だろうな……と納得してしまう
僕はやっぱり嫌われてるのかもしれない
もう僕はるぅとくんに関わんないほうがいいのかもしれない…
るぅとくんはいつも僕に世話をやいてくれてる
そんな彼はあまり幸せそうではない
てか
幸せってなんだろ…なんなんだろ
今の僕達は幸せなんてないと思う
考えすぎていきなり眠気が襲ってくる
まだ昼間なのに……………
「………ろ……ちゃ……………ころ………ころちゃん!ころちゃん!」
声が…聞こえる…
重たいまぶたをゆっくり開く
目の前には放送帰りのるぅとくんがいる
あ……帰ってきたんだ…
てか僕寝てたんだ…
こ「あ……っ…おか…えり………」
る「そんなこと言ってる場合じゃないよ!!」
る「ころちゃん…真っ赤に目腫れてるし…目!充血してるよ!!!」
る「こんな量のティッシュ…どうしたの!!」
る「泣いてたの!?」
なんて質問攻めをしてくる
起きたばかりの僕には頭が追いつかない
る「ねえころちゃん…?」
こ「…い……ほんと...っなんでもない…から」
泣いていた理由なんてとても言えない
る「と、とりあえず…何があったのか話せる?」
こ「まじ、ほんとに…なにもないから…っ」
寝て起きたばかりだから声が少々ガラガラになる
る「………わかるんですよ、何年間も一緒にいるから…隠し事なしって約束したじゃないですか」
こ「まじ……しつこい…やめて」
る「……………」
こ「ほんとに…るぅとくん………いいから…」
る「そうですか、わかりました…」
る「もう18時なので夕飯作りますね...?」
る「え......洗濯物」
こ「あ......あの...その............それは」
る「...............」
るぅとくんは僕に顔を見せない姿勢で固まる
怒ってる...?いや怒ってるに違いない...
ごめん...ごめんなさい...大好きだから許して。
あなたの怒ってる顔はもう見たくなんてない
少しは莉犬くんと同じように甘やかして...よ
そう心の中で何度も嘆く
この声なんて届くはずなんてないのに
る「ねえ、ころちゃん」
そんな彼が僕の名前を呼ぶ
明らかに怒っている
こ「ごめ...なさいっ.........ごめんなさいっ......グスッ...ぅ...これは…」
無意識に涙が出る
やだ
やだ
やだ
やだ
こんな涙流したら『泣いて許されると思ってるんだ』なんて言われちゃう
なのに…
なのに……
涙は止まってくれない
る「そんな泣かないで...?」
そう言って僕に近づく
こ「......やだっ...ごめんなさっ...」
る「...............」
こ「ほんと...僕のせいで....っ..るぅとくんも...不幸せになっちゃうんだよね」
る「っ...な、なんで………そんなこと思ってないです!!!」
こ「ほんと...ほんとにごめんなさい...」
こ「僕と別れたほうがいいよね...るぅとくんは」
る「….........」
部屋は静寂に包まれる
る「ちょ、ちょっとまって。ころちゃん...ころちゃんはそんなことほんとに願ってるんですか?」
る「あ、やっぱなんでもないです...」
こ「願ってるよ……」
思ってもいないことを言った
る「なのになんでそんなに苦しそうな顔をするんですか」
る「もうころちゃんがよくわかりません...」
ギュッ
抱き締められた感覚があった
あったかい...るぅとくん......
る「僕...最近ころちゃんのこと大事に出来なくてごめん」
る 「今思い返してみると僕ほんとに何やってるんだろって………今にも自分を殺したい気分」
る「今日も昨日も一昨日も......怒ってばっかりで」
る「僕、莉犬に相談したんだ。ころちゃんとのこと」
こ「...............」
る「それで僕はもっところちゃんと優しく接したほうがよかったのかなって」
こ「っ.........」
る「でも今さら遅いよね………嫌われちゃって…もうどうすることも僕にはできないよ」
る「人の好きをコントロールするなんて人間には不可能だし、
嫌いから好きに戻すなんてとうてい不可能 …だし」
る「ころちゃんが願ってるならぼくはそれを叶えたい」
る「いつまでもすがっていちゃダメだもんね…」
る「今までころちゃんといて今までになくぼくは幸せだった。 」
る「これが最後になるかもしれないけど……」
る「ころちゃんが僕と別れたいなんて思ってるのならまた確認するんだけど」
る「僕のことが大嫌いだと思うなら僕の手叩いて?大好きだったら......手繋いでくれない?」
こ「...............」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
【るぅとくん視点】
『僕は...るぅとくんのこと愛してるんだけど.........どうすれば…いいですか?』
え???
ころちゃんは顔を真っ赤にして言う
可愛いっ……!可愛い!!!ちょー可愛い!!!( •̥ ˍ •̥ )
今にも抱きしめたい……
こ「るぅとくん……愛してるよ///」
ギュッ
ころちゃんが自分から僕を抱きしめてくれた
る「ころちゃんぅ……… よかった…」
る「 僕のこと嫌いになってない??」
こ「うん…ごめん、別れようなんて言って…僕るぅとくんのこと愛してる…」
る「フフッ……もう…人騒がせなんだから………っ 」
安心して涙が目から溢れてくる
こ「フフッ…ごめんっ……w 」
そうやって僕達は笑いあって絆を深めていった
END
――――――――――――――――――――――――――――――――
今回も飽きずに最後まで見てくださりありがとうございます!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
57 / 70