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すれ違いと不安 さ×り
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【さとみくん視点】
ころんの家で泊まったその翌日
朝になり眩しい日差しがカーテンの間からさしてくる
さ「帰るか…てかソファで寝ると腰やばくなるな…」
こ「あ、さとみくん起きたぁ??」
さ「うん、なうで起きたわ。帰るわ」
こ「うん、じゃあねー」
さ「おう、じゃあな〜」
ガチャッ
ガチャンッ
最近悩んでることがある
俺には恋人がいる
同じグループのメンバーである莉犬と3ヶ月ほどお付き合いをしてる
これはまだ他のメンバーには知らせてない
大好きな人といると緊張しすぎて最近上手いように言葉が出てこなくて
喋れなくなってしまうんだ
ほんとは大好きなのにその「大好き」を日常で言えるはずがない
莉犬もそれに気まづいと思ってるのか最近色んなことにも無理に笑ってる気がする
こんなの一生続いてしまうのかな…と不安に思ってる
莉犬と同棲してる家の前につき鍵で玄関の扉を開ける
ガチャッ
ガチャンッ
さ「っしょ…、りいぬ〜?起きてるのか〜??」
返事は戻ってこない
時間は9時を回った今
まだ寝てるのか
なんてことを考えながら寝室の扉を開ける
さ「まだ起きてないのか〜?おきr…!?!?!?」
目の前で起きてる光景に開いた口が塞がらなかった
寝室のベッドには俺がいつも寝ている位置にるぅとが寝てて、
しかも俺の恋人であるりいぬと同じベッドでるぅとは寝てる
最初は頭にはてなしか浮かばなかったが
たんだんとこの2人が同じベッドで寝ていることに
腹が立って大声を出した
さ「おいるぅと!!!!おまえっ…!」
ベッドにのりうつってるぅとの上に馬乗りになった
る「いっ……た…さ、さとみくん!!」
る「ちょ、重たいです…っ…」
さ「お前、人の彼女と寝といてなんでそんな顔でいられんだよ」
すっとぼけてるような顔をするるぅとにさらに腹が立った
さ「お前、俺がいないことを利用して莉犬を寝取ろうとしてたのかよ。」
る「ち、ちがう!そうじゃなくて…!」
さ「何も違くねえだろ、こうやって2人きりでベッドに寝て…何も無いわけがねえだろ」
る「ちがう!ほんとにちがうの!莉犬がっ…」
さ「なんだよ、お前。それか莉犬が許可したとでも言うのかよ」
る「そうだよ、」
さ「は!?」
る「1人で寝るのは寂しいって声震えながらも僕に頼んだの。」
る「1人でこんなでかいベッド寝るには寂しいですよ、だからそんな寂しい気持ちも吹っ飛んでくれたらなって思って…」
さ「ほんとにそれだけなのか??」
さ「ヤッてはいねえだろうな。」
超えてはいけない一線ということで
そう聞いた
声を低くして
実際、俺がまだだってこともあって焦りを持ってたから
る「っ…そんな僕が苦しい思いをさせるようなことするわけがないじゃないですか」
さ「なんだよ…安心した……」
さ「あっ…ごめんな。馬乗りなんかしちゃって」
る「いえいえ…僕も誤解させるようなことしちゃってすみませんでした。」
る「じゃあ、僕帰りますね…。」
さ「ほんとにごめんな…」
る「いえ…あと病み上がりなのであんまり無理しないでねっていっておいてください。」
さ「え?あいつ熱あったのか??」
る「あぁ、莉犬から聞きましたよ。」
る「さとみくんにおいてかれて僕が来る前の間1人で不具合の中悶え苦しんでたんですよ。」
さ「え……まじかよ」
る「ほんと最低ですね。」
る「莉犬ほんとに苦しんでたんですよ。1人で寂しい上に風邪にもなって……僕に電話してくれた時すんごい苦しい・辛いって言ってたんですよ。」
る「それなのに彼氏であるさとみくん何してたんですか。ろくに心配もせずに遊んでたんですか??」
さ「ごめん。。。」
る「ふざけないでください。自分の恋人に変化があったらすぐ気づいて心配してサポートするのがさとみくんの役目でしょ。それもろくにできないなんて
彼氏失格ではないんですか?」
さ「そんなことも知らずにころん家で遊んで泊まって……ほんと最低だ」
自身の髪をぐしゃぐしゃにしてあたまを抱える
同時に頭も痛くなる
る「莉犬に本気で謝罪してください」
る「さもないとこの家に住みつきますよ。僕が」
る「あ、それとご飯はしっかり食べさせたんでそこの心配はしないで下さい」
さ「るぅと……ほんとにありがと。莉犬のそばにいてくれて…あとほんとにほんとにごめんな。」
る「僕に謝るんじゃなくて莉犬に謝ってくださいね。」
る「さようなら」
20分後……
いつも通りパソコンでストックでためてた動画を編集してたら後ろから足音がきこえてきた
莉犬だな……
さっきのこともあり申し訳なさすぎて顔がみれない
り「さとみくん……」
さ「…な、なんだ?」
り「帰ってきてくれたんだ……」
さ「え?」
イスでくるっと振り返るとそこには涙を流しながら俺のことをみつめる莉犬の姿があった
さ「っておい…お前何泣いてんだよっ」
り「さとみくんがいて…安心しちゃって…っ」
さ「莉犬………ごめん。俺のせいで」
そう言って莉犬のことを抱きしめる
普段は恥ずかしくて出来なかったハグもやっとできた
り「もう一生帰ってこないかもって思ってたら昨日の夜いっぱい涙でてきちゃって…(;;)」
さ「ほんとにごめん。いちはやくも気づけばよかった。」
さ「もうどう謝っていいのかわからない…だけどほんとに申し訳ないと思ってる…」
そう言って俺は深く頭を下げる
り「さとみくんがいなくて俺…すごく寂しかったっ………るぅとくんにいてもらったけどさとみくんにしか埋められない心の穴があって…」
さ「ごめん、そんなに傷ついてたのか…ほんとにごめん」
り「さとみくんがいないと俺ダメだぁ…グスッ」
り「最近全然話してくれないし、飽きたのかなって不安に思ってた……正直俺つまんねえやつだし、一緒にいて楽しいとはならないよね。」
さ「………は?」
り「自分自身すんごく考えて思ったの。さとみくん、飽きたらお構いなく捨てて。」
り「俺のことよりもさとみくん、自分のことを考えてほしいなって…それのほうがさとみくん自身楽だと思うし…」
り「この恋愛に偽りの心を持ってたって仕方ないし…」
り「ね、そう思うでしょ?」
り「だから、俺は捨てられても、」
り「あぁ、行っちゃったなぁくらいしか思わないから」
り「どうぞ、さとみくんが好きな方向に行って」
さ「ごめん、さっきから何言ってるのかよくわからねぇ。」
さ「俺は莉犬が誰よりも大好きだし。決してお前に飽きてるわけじゃない」
さ「確かに最近話せてはないなって思うけど、俺が悪いんだ。緊張して何も話を広げない性格」
さ「自分でも困っちゃうんだ。大好きな人と隣にいると緊張しちゃって頭が回らなくて…思うように話すことが出来ないんだ」
さ「大好きで大好きでたまらないんだ。」
り「……………」
り「そういうことだったんだ…じゃあ俺のことほんとにほんとに飽きてない?」
さ「うん、もちろん。大好きだよ」
り「よかった…」
さ「今度からは緊張せずに話せるようにしてみせるから…絶対離れるなよ」
り「うん…さとみくん…」
さ「ん?」
り「俺も大好き」
と言って莉犬は俺のほっぺにキスをした
END
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今回も最後まで見てくれてありがとうございます!!恋愛をしていく中、こういうドロドロな感情、すれ違いが起こるのは結構色んな人が経験していると思います。書いてく中、心を痛めながら書きました笑
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