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コーヒーみたいにほろ苦い恋…? つづき②
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つづきからです…💜🧡
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【なーくん視点】
最近、すとぷり関係のお仕事で立て込んでる
新しい挑戦を届けたいため、それまでの時間がすごくかかる。
そのせいか、付き合っているジェルくんとあまりうまく話してなかったような気がする
ジェ「なーくん、っおかえり…!」
な「…………うん、」
ジェルくんは笑顔で迎えてくれたのに
素っ気ない返事してしまったし、
ジェ「こんな遅くまで大変だったね…、えっと……」
な「もう寝る、」
と、ジェルくんは心配してくれてるのに
その心配を無駄にするような言葉を放ったり
ジェ「え…!ご飯食べないの?お風呂…」
な「食べてきたし、お風呂は明日でいい」
きずつけてしまったのかもしれない…
本来は言わないはずなのにストレスが溜まっていくとどんどん口調が荒くなったりしていつも誰かしらに怖がられてしまう。
その癖のせいでジェルくんのことも怖がらせちゃったかな…なんて不安に思う
・
・
・
時には…
ガチャッ
すごく疲れていた日に、、
ジェ「なーくん!おかえり!」
彼は笑顔をたやさず俺に『おかえり』を言ってくれた
こんな俺に…
な「うん、」
ジェ「今日な、なーくんの大好物のh」
な「…もう寝る」
今思い返してみたけど、ジェルくんは俺のためを思って俺の大好物であるハンバーグをつくってくれたんだなぁって……
ジェ「え?ご飯……って」
な「もう食べてきた」
ジェ「え…でも今日はハンバーグつくったんだよ」
な「ごめん、そっちで食べていいよ」
こんなこと言わなけりゃよかった…
ジェ「そ……っか」
こう振り返ると失態だらけだ。。。
ガチャッ
ジェ「なーくん…」
な「ん、」
カタカタカタカタ
キーボードがカタカタと音をならす
ジェ「ちょっとは休憩せーへん??」
この時は仕事に手が追いつかなくてイライラしてた
ジェ「ほら、ひといきつきましょーってことでさ、2人でピクニックとk」
な「今忙しくて立て込んでるから」
な「また今度ね」
せっかく、ジェルくんが楽しくなれるようなイベントを考えてくれたのにすぐきってしまって…
後悔でしかない
ジェ「……そうだね。ごめん」
いつもいつもジェルくんにごめんって言わせちゃってばっかで…俺の方がごめん…
そんな今日、休憩としてジェルくんを真似してコーヒーを飲もうかなって思い、
リビングのテーブルに目をやったら
コーヒーが入ってるコップが置いてあった
しかも俺専用の。
ジェルくんがつくってくれたのかな?と思い、レンジで少し暖めて飲んだ
すこし苦くてでもすこし甘く感じて…
すこしジェルくんを思い出す…そんなコーヒーだった
コーヒーはもともと大がつくほど嫌いだった。
だけどジェルくんが好きだって言ってるから
自然と俺も好きになった。
きっかけは単純。
そんなコーヒーを飲んでたとき…
ガチャッ
玄関の扉が開く音がした
ジェルくん、、、かな?どこか出かけてたのかな?
と思い、玄関の方へ向かった
な「あれ、どこいってたの?」
とコーヒーが入ってるコップを片手に彼に問いかける
ジェ「…あぁ、いや。別にどこも」
彼のその顔はなんだか何かを隠してるようにも感じた。
そんな顔されると、、疑いたくなくても疑っちゃうじゃん、、、
な「……ふうん、」
ジェ「???」
な「浮気?」
すこし言葉はストレートだけど、そう聞く
ジェ「……え。ち、違いますよっ」
な「………そっか。」
あんまり言い争いはしたくないからいいか…なんて思って
また作業部屋に戻ろうとしたら…
グイッ
ジェ「ななもりさん、話があるんすけどいいすか…」
ジェルくんに腕を掴まえられ、引き寄せられた
少しドキッとはしたけど…
な「ごめん、今はちょっと…」
まだ仕事も残ってるしなぁ…
ジェ「いや、大事な話なんすよ。お願いします」
な「………うん、わかった。」
大事な話……どんな話だろ。
検討もつかず俺はその話を聞くことにした
すこし気をつかってジェルくんの向かいの席に座る
な「で…大事なお話ってなに?」
ジェ「ななもりさん……」
いつもより低い声で呼ばれる名前
それにいつもの『なーくん』呼びではないことに寂しさを感じた
胸の鼓動は早くなってまた遅くなって…でも胸のあたりがすごくあついのがわかる、緊張してる
ジェ「僕と別れましょう。」
ジェルくんは真剣な顔でこっちをみる。
とてもドッキリとは思えない、そんな眼差しで。
でも今まで5年間の交際期間が一気になかったことになるのはなんだか辛くて嫌で嫌で、、、
でもジェルくんは俺の答えをまってる
動機がどのようなものなのかしりたい、
別れたくない、
でも別れないでなんて無理強いはさせたくない。
ただのわがままだもの。
な「……そっか。うん、わかった。今までほんとにありがとね、、」
なんて大人の余裕みたいなのを持たせるけど
理性は保てておらず精神ズタボロでグラグラだ。
ほんとは別れるなんて辛い。今までずっとずっと大好きだったのに、、、
こんなお別れ…やだ…
ジェ「…………………」
な「でもこれだけは教えて」
な「別れたい訳ってのを」
数秒間沈黙が走った
ジェ「なーくんこの頃すごく仕事頑張ってるじゃないですか。それで仕事忙しそうだから、俺も邪魔にならないようにってことで別れないとなぁって。」
な「…………」
ジェ「"ななもり"さん、」
ジェ「"ななもり"さんにお仕事がんばってほしくて…………これ以上俺が迷惑もかけたくないし…これ以上関係を荒らしたくないです。」
ドッキリ慣れはしてるけど、これはさすがにわかる。
ドッキリではない。
ジェルくんは真剣な顔で俺のことを見つめる
な「………」
な「ありがとう、話してくれて。」
な「そうだね、俺も結構大事な時期だし…っ……お互いのことも考えて別れよっか。」
ジェ「はい…」
正直、別れて数日経っても別れた実感なんてものは湧かなかった
5年間同棲してたもののジェルくんの私物がなくなったのになんだかまだずっといるような感じもして
俺は仕事に集中
ジェルくんはこの先の将来に夢中
これでいいんだ。
そう……
これでいい。
To Be Continued……
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