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『瘡蓋』
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「ただい…………なにこれ。」
「おーお帰り刹くん。」
まぁ、あれだ。
刹がなにこれっていってんのは
これだ。
「似合うやろ?プッククッ」
俺の頭を撫でながら
堪えきれないと言ったように
笑う白葉。
「これで下が裸やったら
ええのになぁ。
しかしよぉ似合うとるわ
そのふりふりエプロン。」
「……レイ、何しでかしたの?」
「いやぁ……」
緋色のお仕置きがまだ続いているのです。
何故かって?
そんなの前貢読んどけ。
「また緋色兄さんを怒らせたんだね。まったく懲りないんだから。
今度はなに?」
「いや、それはまぁ」
「雨と式が学校でsexして
服汚して学校サボって帰ってきたんや。」
「おい…!」
「……」
こんなこと中学生の刹くんにはまだ早い……「そんなのずるいな。僕なんてまだ雨とsexしたことないのに。」
………小学生の頃の刹ってばあんなに無垢だったのにな…。誰が汚した俺の無垢な刹を………!!
「少なくとも白兄さんが夜は独り占めだし、学校行けば式の独占だし。」
「お前じゃまだ雨を満足させられへんって諦め。」
「年寄りより若い僕の方が
いいと思うけど?」
「ほーぉ。せやったら
今夜勝負してみるか?」
「どっちが雨を気持ちよくさせるか?いいよ、臨むところだ。」
望むなよ!!!
「絶対俺は嫌だかんな!」
「とりあえず雨はまだ夕飯の準備あるからね、邪魔しないでくれるかな。」
後ろからやってこられた
緋色さんがこの戦いに終止符を打たれました。
てかさ、このエプロンなんであんの?
しかもなんで俺だけこんなメイドっぽいエプロンなの?
「そんなん雨に着せてプレイするために買うたに決まっとるやろ。」
「…さらっと心詠んでんじゃねぇ…」
「丸見えやで。」
・・・・・・。
「ところで式は?」
「ちゃんと夕飯作ってるよ、誰かさんとは違って。」
「ごめんなさい手伝ってきます」
「当然だね」
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「てかこんなこと茶飯事なのに
なんで今日は緋色兄さんご機嫌ななめなわけ?」
「……あーほら。今日はひどい雨やったろ。」
「あぁ…そうか。何かあったと心配した訳だね。」
「まぁナニかあったわけやけどな」
「もう暫くはレイも落ち着いてるから
大丈夫だと思うけどね。」
「せやから逆に不安なんやろー。
なにせ……あいつは・・・・・」
その先は言わなくても皆が畏怖してることだ。
雨と過ごしたほんの数年だけでも
雨の不安定さは知っている。
あの時だってすこし・・・・・
・ ・
すこし軸がズレただけ。
僕は静かに流れ出そうとした水に蓋をした。
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