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『標的』
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それは雨が13か4になった時だった。
雨が仲間内の吸血鬼に襲われたのだった。
よってたかって四人で雨を囲む
放浪組の連中。
「女みてーな面しやがって。お前あれだろ?人間と吸血鬼のハーフだって?
いいじゃん俺の餌になってくれよ。」
「はっ、誰がおまえみたいな奴の餌さなんかになっか。
豚は大人しくそこらへんの草でも食ってろ。」
「てめっ!!」
雨が混血であることが
どこからか漏れていたのだ。
だがその事実は
雪都や兼都へ言えないでいた。
「つーかてめぇはさ、俺らの餌だろうが。
俺らは人間の血吸ったら御法度だけどよ、てめぇは落ちこぼれなりに吸血鬼だもんな。お咎めはねぇさ。」
下品な笑いとともに
雨は羽交い締めにされる。
「感度も女みてぇなんかな?ははっ、しっかり抑えてろよ」
大柄な男にはさすがに華奢な彼は勝てない。
暴れるてぶたれた頬は赤くなっていた。
「……………さわんじゃねぇ……!」
「うるせー口だなぁ。」
汚い舌が雨の口内を暴れまわる。
鳥肌が立つのを感じ反射的に舌をかじれば
今度は腹を殴られた。
「………ってぇなてめぇ!!!めちゃくちゃにされてぇのか!」
怒った一人が乱暴に
服を破き
持っていたナイフを出して胸から腹にかけて軽く切り裂いた。
「…っつ」
うっすら滲んできた血を美味しそうに舐めあげれば
ふるりと雨が体を震わす。
「なんだよ、ちゃんと感じてんじゃねーか。切られて感じるとかマゾかよ。」
ぷっくりと尖り始めた胸の頂きを
指で捏ねられれば
わずかに雨からは声が漏れ始めた。
「んんっ」
ニヤリと厭らしい笑みを浮かべ
しつこくそれを繰り返す。
「や、めろって……」
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