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『X'mas after…』
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温かい泡風呂の中でふぅ、と安堵の息を吐く。
こんな時にやっぱり自分は日本人なんだなぁ…なんてつまんない事を思ったりする。
「どうかしましたか、仙?」
するとすかさず背後にいる小高さんが俺の顔を後ろから覗き込んできて。
あまりの近さにうるさいくらい胸がドキドキと音をたてる。
「なんでもないですよ、っていうか…近っ…」
言葉の続きはキスで遮られ俺の胸はまた更に激しく高鳴る。
「急に溜め息をつくのでどうかしたのかと。」
「どうもしません!むしろ安心して出た物ですよ。」
そう説明すると小高さんはホッとしたみたく息を吐いて。
「それなら良いのですが。」
そういってニコリと笑った。
「今年も後わずかになりましたね。」
いきなり話題が変わりどことなく彼の声のトーンが変わる。
「そうですね。待ちに待ってた正月休みですよね!」
そう返すと。
すっ…
背後から彼の両腕が回され俺の腹の辺りで組まれて…場所が場所だけに変に意識してしまう。
なのに肩に彼のアゴが乗り首筋にほんのりと息がかかって…。
「おや?」
迂闊にも反応してしまった俺のアレに…小高さんの指が触れた。
「仙…お正月休みを想像してこんなになってしまいましたか?」
「はっ!?なに言って…ん…っ…」
訂正する側から軽く握られたアレが上下に擦られて…。
「あ…っ、こだ…」
「もうこんなに。…なんだか嫉妬してしまいますね。」
真剣に不機嫌な感じをみせる小高さんが可愛く見える。
だって…
正月休みに嫉妬するなんて。
「も…っ、そんなわけな、いでしょ…」
そうこうする内に高められた俺のは限界にまで達してしまい。
「だ、っめ…出る…!」
温かな湯の中で俺はイッてしまった。
荒く息を吐く俺の背後で小高さんがゴソゴソとし始めて…
ぐっ。
「あ…ッ…!」
わずかに開いた隙間から俺のナカに入ってきた。
「先程ほぐしましたが…痛みますか?」
さっきセックスしたばかりだから痛くはないけど…小高さんのと一緒に温かなお湯が入ってくるからなんか…ヘンな感じ。
…でも。
「大丈夫です、けど…出来ればベッドで…」
「分かりました。」
ザバッ!
返事をするなり湯舟から上がり繋がっていた場所から腰を引いてタオルで俺の身体を拭き始める。
相変わらずのその行動力に驚きながらも俺は、この人のこういうところが好きなんだなあ…って思って。
「慎二さん…好きです。」
そう言って彼に背後から抱き着いた。
すると彼はクスリと笑って。
「お正月休みよりもですか?」
と言って俺の唇にキスをくれた。
見つめあって小さく笑いあってまたキスをして。
甘い時間を二人で過ごしながら、大好きな小高さんとずっと一緒にいたいと心の底から願った。
‐END‐
再up/2013. 1.26
再々up/2015.11.22
2020.1.5.
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